スズキ・アルトK10

アルトK10 (ALTO K10)

アルトK10は、マルチ・スズキ・インディアが製造・販売するハッチバック型の乗用車です。初代モデルは2000年に登場し、その後、2度のモデルチェンジを経て、現在に至ります。この車は、インド国内だけでなく、フィリピンやラテンアメリカ諸国など、新興国を中心に輸出されています。

初代 (2000年 - 2014年)

初代アルトK10は、2000年から2014年まで販売されました。このモデルは、マルチ・スズキの小型車戦略において重要な役割を果たしました。シンプルで実用的なデザインと、手頃な価格設定が特徴で、多くのユーザーに支持されました。

2代目 (2014年 - 2022年)

2014年、アルトK10は2代目へとモデルチェンジしました。このモデルチェンジを機に、車名が「アルト」に変更される時期もありました。2代目は、先代モデルの基本コンセプトを踏襲しつつ、内外装のデザインを刷新し、より洗練された印象となりました。

特に、2014年11月3日に発表された新型アルトK10は、アルト800をベースにしながらも、新デザインのフロントマスク、テールライト、ダッシュボードを採用し、個性を際立たせました。エンジンには、K10B型1.0L 直列3気筒エンジンが搭載され、最高出力68ps、最大トルク90Nmを発揮しました。また、CNG仕様も設定されており、CNGモードでは最高出力59ps、最大トルク78Nmとなりました。トランスミッションは、5速MTに加え、オートギヤシフト（AGS）と呼ばれる5速AMTが用意され、利便性が向上しました。インド市場においては、AGSの設定はセレリオに続いて2車種目となりました。

3代目 (2022年 - )

2022年8月10日、3代目アルトK10の予約が開始され、ティザー画像も公開されました。そして、同年8月18日に公式発表され、発売が開始されました。3代目では、デザインが大きく変更され、よりモダンな印象となりました。また、2022年11月18日には、インド市場でCNG仕様が発売され、環境性能への配慮も強化されました。

2023年3月1日には、インドでの2月の販売台数が発表され、アルトK10は月間15万823台を記録し、その人気ぶりを示しました。

特徴

アルトK10は、経済性と実用性を重視した設計が特徴です。コンパクトなボディサイズは、市街地での取り回しが良く、燃費性能も優れています。また、手頃な価格帯も魅力で、幅広い層のユーザーに支持されています。インド市場においては、特に都市部での移動手段として、広く利用されています。

関連項目

スズキ・アルト
スズキ・アルト800

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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