スタジオパストラル

有限会社スタジオパストラル

有限会社スタジオパストラル（英: Studio Pastoral Co., Ltd.）は、日本に所在する著名なアニメ制作スタジオです。多くの作品では、「スタジオパストラル」や「パストラル」、さらには「stパストラル」という名義でクレジットがなされています。また、法人名義のもと、田園太郎や田園幸望といったペンネームが使用されることもあります。

歴史

この会社は、2004年10月に設立されました。創業者の菅野雄二は、スタジオOXやアクタスといった他の制作会社での経験を積んだ後に、独立して新たな制作会社を立ち上げることを決意しました。その後、スタジオパストラルはさまざまなプロジェクトに関与し、特に『月詠 -MOON PHASE-』の制作を通じて注目を集めました。この作品はシャフトからのグロス請けを通じて制作され、スタジオパストラルの存在感を高めることに貢献しました。

2006年には、アクタスとの共同制作で『009-1』を手がけ、事実上の元請け制作へと進出しました。しかし、その後、シャフトと共同制作していた『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』において、スケジュールの見直しが必要となり、一部が未完成のまま公開されるという事態に直面しました。この経験から、2011年末にはシャフトとの関係を断つ結果となりました。

2020年以降は、J.C.STAFFから演出や作画のグロス請けを主に行い、作品制作を続けています。

主な作品

スタジオパストラルが手がけた代表的な作品には、劇場アニメ『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』や、テレビアニメ『月詠 -MOON PHASE-』などがあります。

劇場アニメ

• - 劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL（共同制作：シャフト、2011年）

OVA

色々なOVAにも制作協力を行っています。

テレビアニメ

スタジオパストラルが数多くのテレビアニメ制作にも参加しており、以下のような作品があります。

• - 月詠 -MOON PHASE-（制作元請：シャフト、各話制作協力、2004年-2005年）
• - MAJOR メジャーシリーズ（制作元請：スタジオ雲雀、各話制作協力、2004年-2006年）
• - おねがいマイメロディシリーズやひだまりスケッチシリーズなど、様々な人気アニメにも関与してきました。

特に、さよなら絶望先生シリーズやef - a fairy tale of the two.シリーズ、ストライクウィッチーズといったアニメにおいても制作協力を行っています。

近年では、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかシリーズや、とある科学の超電磁砲Tなど、オリジナルの作品や人気シリーズにも参加しています。

結論

有限会社スタジオパストラルは、設立以来、さまざまなプロジェクトに携わりながら、日本のアニメ業界においてその存在感を示してきました。今後も、アニメーション制作において新たな挑戦を続けながら、視聴者に感動を与える作品を届けていくことでしょう。これからのスタジオパストラルの展開にもぜひ注目していきたいと思います。

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