スターリング・ブラウン

スターリング・ブラウン

スターリング・ブラウン（Sterling Brown, 1995年2月10日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州メイウッド出身のプロバスケットボール選手。ポジションは主にシューティングガード。

経歴

カレッジ時代

イリノイ州の高校時代には、同じくプロ選手であるジャバリ・パーカーとライバル関係として知られていました。大学進学の際には、テネシー大学、マイアミ大学、ゼイビア大学など複数の強豪校から誘いを受け、最終的に当時ラリー・ブラウンがヘッドコーチを務めていたSMU（サザンメソジスト大学）に進学しました。SMUでは4年間主力選手として活躍し、2016-17シーズンにはAAC（アメリカン・アスレチック・カンファレンス）の2ndチームに選出されるなど、その才能を発揮しました。

NBAキャリア

ミルウォーキー・バックス (2017-2020)

2017年のNBAドラフトで、フィラデルフィア・76ersから46位で指名を受けました。その後、金銭トレードで交渉権がミルウォーキー・バックスへ移動し、7月7日にバックスと3年契約を締結。バックスでは、主にベンチからの出場でチームに貢献しました。

2018年1月には、ミルウォーキー市内で駐車違反により警察に拘束されるという出来事がありました。この際、警察官からスタンガンを突きつけられた映像が公開され、物議を醸しました。後にこの件は不問となりましたが、ブラウンはウィスコンシン州と同州警察からの和解金40万ドルの提示を拒否しています。

ヒューストン・ロケッツ

2020年11月26日、ヒューストン・ロケッツと契約。

ダラス・マーベリックス

2021年8月10日、ダラス・マーベリックスと契約しました。

Gリーグ

ラプターズ・905 (2022-2023)

2022年6月24日にクリスチャン・ウッドとのトレードで、複数の選手と共に古巣のロケッツへ放出。さらに、9月30日には8選手が絡む大型トレードでオクラホマシティ・サンダーへ放出されましたが、10月2日に解雇されました。その後、2022年12月27日にGリーグのラプターズ・905と契約しました。

ロサンゼルス・レイカーズ (2023)

2023年1月6日、ロサンゼルス・レイカーズと10日間契約を結び、4試合に出場しましたが、2度目の10日間契約は提示されませんでした。

ラプターズ・905復帰 (2023)

2023年1月16日にGリーグのラプターズ・905に復帰。

ヨーロッパでの挑戦

アルバ・ベルリン (2023-2024)

2023年8月15日、ユーロリーグとBBL（ドイツバスケットボールリーグ）に所属するアルバ・ベルリンへ2年契約で加入。ユーロリーグでは29試合に出場し、1試合平均24.1分の出場で11.2得点、3.3リバウンド、2.4アシストを記録。BBLでは29試合に出場し、13.4得点、3.8リバウンド、2.6アシスト、フリースロー成功率90.5%、2.0ターンオーバー、1.0スティールという成績を残しました。

KKパルチザン (2024-)

2024年8月19日、ユーロリーグとABAリーグに所属するKKパルチザンへの加入が発表されました。

プレースタイル

スターリング・ブラウンは、運動能力が高く、アグレッシブなプレースタイルが特徴のシューティングガードです。得点能力だけでなく、リバウンドやアシストでもチームに貢献できるオールラウンダーとしての能力も持ち合わせています。

家族

兄は元NBA選手のシャノン・ブラウンであり、シャノンも現役時代にラリー・ブラウンの下でプレーした経験があります。

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