スティダー

スティダー王妃（Suthida, สุทิดา）は、1978年6月3日生まれのタイ王国国王ラーマ10世の王妃です。旧名はスティダー・ティトチャイ、後にスティダー・ワチラロンコン・ナ・アユタヤと名乗っていました。

彼女は元々、航空業界でスチュワーデスとして働いていました。日本航空やタイ国際航空で乗務員としてのキャリアを積んだ後、2010年にタイ陸軍に入隊し、軍人としての新たな道を歩み始めました。その後の彼女の昇進は目覚ましく、2014年には王室警護部隊の副司令官に就任。さらに、軍歴わずか6年という異例の速さで、2016年には将軍（陸軍大将）に昇格しました。

2019年5月1日、スティダー王妃はバンコク王宮にて、シリントーン王女とプレーム・ティンスーラーノン枢密院議長を証人として、ワチラーロンコーン国王と結婚しました。そして、同年5月4日に行われたワチラーロンコーン国王の戴冠式には王妃として参列し、一般参賀にも応じました。彼女の結婚はタイ国民のみならず、世界中から注目を集めました。

スティダー王妃は、航空業界から軍人、そして王妃へと、異例のキャリアを歩んできました。彼女の華麗なる転身は、多くの人々に感銘を与えています。王妃としての公務の傍ら、タイ王室の一員として、様々な慈善活動にも積極的に取り組んでいます。彼女の存在は、タイ社会において重要な役割を果たし、国民からの信頼も厚いものとなっています。

スティダー王妃の人生は、その多様性と変化に富んだ経歴から、多くの人々に勇気とインスピレーションを与え続けています。今後の彼女の活躍が、タイ王室の歴史をさらに彩っていくことでしょう。

もう一度検索