スティーブン・フルトン

スティーブン・フルトンについて

スティーブン・フルトン・ジュニアは、1994年7月17日生まれのアメリカのプロボクサーで、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身です。彼は元WBC及びWBO世界スーパーバンタム級の統一王者であり、そのキャリアは多くのボクシングファンに感動を与えています。

来歴とアマチュア時代

フルトンは12歳の時に地元のジェームズ・シュラー・ボクシングジムでボクシングを始めました。彼はアマチュアボクサーとしても注目され、2011年にはナショナル・ゴールデングローブにライトフライ級で出場しましたが、1回戦で敗れました。その後も様々な大会に挑戦し、2013年にはフライ級でナショナル・ゴールデングローブで優勝を果たしました。アマチュア時代の彼の戦績は75勝15敗です。

プロボクシングキャリア

フルトンは2014年10月にプロデビューを果たし、早々に2回TKOで勝利を収めました。その後も着実に成績を伸ばし、2019年にはIBO世界スーパーバンタム級王者のパウルス・アムブンダを相手に判定勝ちで王座を獲得。その後も成功を収め、2021年にはWBO世界スーパーバンタム級王者のアンジェロ・レオに挑戦し、見事に勝利を収め王座を手にしました。

同年の11月には、WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロアと対戦し、判定勝ちを収めてWBC王座も獲得しました。これにより、フルトンはWBC及びWBOの二冠を達成しました。2022年にもWBC王座を初防衛し、さらなるプレッシャーを与えました。

井上尚弥との対戦

2023年、フルトンは横浜アリーナで井上尚弥との防衛戦を控えていましたが、試合は延期されることに。最終的に7月25日に有明アリーナで対戦することになりました。この試合は注目を集めていましたが、フルトンは8回に井上の攻撃を受けて初のTKO負けを喫し、王座を失う結果となったのです。フルトンにとってこの敗戦は大きな試練であり、彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。

戦績まとめ

フルトンのアマチュア戦績は90戦中75勝15敗。一方、プロでは22戦を戦い、21勝8KO、1敗の戦績を持っています。これまでの彼の功績としては、WBOインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座、WBC世界スーパーバンタム級王座の防衛、WBO世界スーパーバンタム級王座の防衛などがあります。

結論

スティーブン・フルトンはその卓越した技術と献身的な姿勢でボクシング界に名を刻んでいます。今後の彼の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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