スティーヴ・ゴフリ

ローレ・スティーヴ・ユルリク・ゴフリ

ローレ・スティーヴ・ユルリク・ゴフリ（Lohoré Steve Ulrich Gohouri、1981年2月8日 - 2016年1月2日）は、コートジボワール出身のサッカー選手でした。主にディフェンダー（DF）として活躍し、そのキャリアはヨーロッパの複数のクラブとコートジボワール代表で彩られました。

生い立ちと初期のキャリア

ゴフリはコートジボワールのアビジャンで生まれ、5歳の時に家族と共にフランスへ移住。パリ郊外で幼少期を過ごしました。サッカー選手としてのキャリアは、CSブレティニのユースチームでスタート。ここでは、後にフランス代表として活躍するパトリス・エヴラとチームメイトでした。その後、パリ・サンジェルマンFCのユースチームに移籍しましたが、トップチームでの公式戦出場は叶いませんでした。

クラブでのキャリア

1999-2000シーズン途中に、ゴフリはイスラエル・プレミアリーグのブネイ・イェフダ・テルアビブFCへ移籍。13試合に出場し4ゴールを挙げる活躍を見せ、チームの降格回避に貢献しました。その後、スイスのイヴェルドン＝スポールFCやFCファドゥーツでプレーし、UEFAカップにも出場。2003年1月には、イタリア・セリエAのボローニャFCへ期限付き移籍を経験しましたが、出場機会を得ることはできませんでした。

2005年9月には、スイス・スーパーリーグのBSCヤングボーイズへ4年契約で移籍。しかし、1年でチームを離れ、2006年12月28日にドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハと3年半の契約を結びました。2008年にはボルシアⅡへ降格し、2009年12月に解雇されています。

2010年1月12日、ゴフリはイングランド・プレミアリーグのウィガン・アスレティックFCへ移籍。2011-12シーズン終了後、契約満了によりチームを退団しました。その後、マッカビ・テルアビブFC、シュコダ・クサンティFCなどを経て、晩年はドイツの下部リーグでプレーしました。

コートジボワール代表としてのキャリア

ゴフリは2007年3月、コートジボワール代表として親善試合のモーリシャス代表戦でデビュー。この試合で2ゴールを挙げる活躍を見せました。アフリカネイションズカップ2008にも出場し、代表として14試合に出場、3得点を記録しました。また、2010 FIFAワールドカップの代表メンバーにも選出されています。

突然の死

2015年12月11日以降、ゴフリは行方不明となり、2016年1月2日にライン川で水死体となって発見されました。34歳という若さでの突然の死は、サッカー界に大きな衝撃を与えました。

プレースタイル

恵まれた体格と身体能力を生かしたディフェンスが持ち味でした。空中戦に強く、セットプレーでの得点能力も兼ね備えていました。

代表歴

2010 FIFAワールドカップ コートジボワール代表
国際Aマッチ：14試合 3得点（2006年 - 2011年）

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