スペースプロジェクト

株式会社スペースプロジェクト:アダルトゲーム販売の歴史とブランド



株式会社スペースプロジェクトは、東京都中央区に本社を構えるアダルトゲームの販売会社です。数多くのゲームブランドを傘下に持ち、多様な作品を世に送り出してきました。ここでは、その歴史と展開ブランド、代表的な作品について詳しく解説します。

スペースプロジェクトの概要



スペースプロジェクトは、「JANIS」や「Ciel」といったブランドを擁し、アダルトゲーム市場で一定の地位を築いています。自社での開発は行わず、アイボリーなどの外部制作会社に開発を委託する形態をとっています。1994年から1996年にかけては、人気声優を起用したCD-ROMソフト『ボイスコレクション』を販売し、話題を集めました。また、近年では過去の作品をAndroid端末向けに移植するなど、新たな展開も見せています。

展開しているブランドとその作品



スペースプロジェクトが展開する主なブランドとその代表的な作品を紹介します。

JANIS



「JANIS」は、スペースプロジェクトの公式サイトのURLや、初期のタイトル「すぺじゃに共和国」の由来にもなっているブランドです。元々は独立した会社でしたが、グラムス株式会社からの資金援助や営業・販売協力により、関連会社となりました。過去には実写ソフトも発売していましたが、2006年の『CROSS FIRE』以降、新作のリリースが途絶えていました。しかし、2014年7月25日に8年ぶりの新作『深淵の瞳は恋の色』を発売し、ファンを歓喜させました。

JANISの主な作品

Anniversary 〜夏休みの想い出〜(1993年)
ぷりんせすでんじゃあ(1994年)
ごくらくアリーナ(1994年)
機械じかけのマリアン(1994年)
マスカレード(1994年)
ばにぃはんたぁ零(1995年)
卒業写真(1995年)
くるみちゃんにんじゃあ(1995年)
牌牌パラダイス(1995年)
緋色の姉妹(1995年)
学園トライアングル(1996年)
卒業旅行(1996年)
卒業写真2(1996年)
ぷりんせすでんじゃあ√2 ポチのドキドキ大作戦(1998年)
THE GRAND HOTEL(1998年)
Double Face(1998年)
星のささやき(1998年)
とらいあんぐるハートシリーズ(1998年 - 2002年)
i wish …とどけこの想い(1999年)
東京九龍(1999年)
みずいろの地図(1999年)
(有)ロンドン☆スター 恋のだぶるくりっく(2000年)
わたしのありか。(2000年)
魔法のパレット(2001年)
ばぁじんぶるぅらぶ!(2001年)
ツクヨミ 〜稀人の唄〜(2001年)
じゅえる・まとりくす(2002年)
誕生日 〜通い妻(自称)日記〜(2002年)
MIND REAPER(2003年)
CANDY TOYS(2003年)
CROSS FIRE(2006年)
深淵の瞳は恋の色(2014年)

Ciel



「Ciel」は、イラストレーターTony氏が原画を手がける作品が中心のブランドです。美しいキャラクターデザインが特徴で、多くのファンを魅了しています。

Cielの主な作品

人形哀歌(1999年)
Rose or Lose(2000年)
失くした時間へ(2000年)
怪盗Z(2000年)
アルカナ 〜光と闇のエクスタシス〜(2000年)
フェロモン 〜走れエロス!愛のタイムリミット〜(2001年)
御魂 〜忍〜(2001年)
SisterHear 〜ココロのカケラ〜(2001年)
メイドハンター零一 〜のらメイド〜(2002年)
After...(2003年)
そらのいろ、みずのいろ(2004年)
真章 幻夢館(2004年)
Ciel Limited Collector's Box -Tony Illustration Games-(2006年)
フォルト!!(2009年)

その他のブランド



スペースプロジェクトは、「SPEED」「NOA」「AniSeed」「Puzzlebox」「hourglass」「Atelier G/H」「AIRRIP」「Re-Pro!」など、多岐にわたるブランドを展開しています。

過去に展開していたブランド



かつては「deeps」「Soleil」「SWeet」「MINA」「Raptor」「SPLASH」「SPACE PROJECT」といったブランドも展開していました。これらのブランドからは、個性的な作品が数多くリリースされています。

まとめ



株式会社スペースプロジェクトは、多くのアダルトゲームブランドを擁し、長年にわたり多様な作品を提供してきた会社です。外部制作会社との連携により、クオリティの高い作品を世に送り出し、アダルトゲーム業界に貢献してきました。今後の展開にも注目が集まります。

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