スペース・スクワッド
『スペース・スクワッド』は2017年に登場したオリジナルビデオ作品で、
東映Vシネマとして知られています。この作品は、宇宙を舞台にしたヒーローたちが活躍するストーリーが特徴であり、多くの特撮ファンから愛されています。本記事では、特に注目すべき前日譚『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』や、
スーパー戦隊シリーズとコラボした作品『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』について詳しく解説します。
概要
本シリーズは、宇宙刑事シリーズと
スーパー戦隊シリーズのコラボであり、特に『
宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』や『宇宙刑事 NEXT GENERATION』との関連があります。さらに、『特捜戦隊デカレンジャー』とのクロスオーバーも特徴的で、他のメタルヒーローシリーズからもゲストキャラクターが登場します。脚本と監督は、荒川稔久と坂本浩一が手掛けており、キャラクターデザインには野中剛が参加しています。
この作品では、宇宙刑事シリーズの銀河連邦警察が、『デカレンジャー』の中での組織犯罪対策部門として位置づけられています。他のメタルヒーローシリーズも同じ世界に存在することが語られています。
制作経緯
『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』の制作は、『宇宙刑事 NEXT GENERATION』が成功し、話題となった後に企画が進められました。特に、『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』の人気を受けて、宇宙刑事シリーズとのコラボが具体化しました。監督の坂本浩一は他にも多くの特撮作品を手掛けており、宇宙鉄人キョーダインや美少女仮面ポワトリンなどもリブートさせる構想が、最終的に『スペース・スクワッド』シリーズにつながったと言われています。
また、続編構想として、坂本監督は『スペース・スクワッドVSデカレンジャー』に注目しており、クールギンやレスキューポリスシリーズにも触れたいと語っています。
作品内容
スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー
2017年7月19日に発売された本作は、シリーズ第1弾として、銀河連邦警察の
宇宙刑事ギャバンと特捜戦隊デカレンジャーの共闘を描いています。物語の主軸は、ギャバンからデカレンジャーへの世代交代や、シリーズ初の結婚が描かれ、多くの特撮ファンに新たな視点を提供しました。
ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO
本作は2017年8月9日にリリースされ、女の子たちが中心となるストーリー展開が特徴です。男性キャストが登場せず、女性キャラクターが活躍する布陣に、特に注目すべき点があります。
宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド
2018年6月30日に公開されるこの作品は、『キュウレンジャー』の最終話から4年後の世界が舞台です。対立するキュウレンジャー同士を描く一方で、過去のメタルヒーローシリーズのキャラクターたちも登場します。
続編とキャラクター
メントニン・プロデューサーの塚田英明や坂本浩一は、シリーズを拡張する意向を持ち、未来の作品では『非公認戦隊アキバレンジャー』のような深夜番組や、ネット配信の形式で作品を展開したいという姿勢を示しています。
まとめ
『スペース・スクワッド』シリーズは、過去の作品と新しいキャラクターが交わることで、多くのファンを魅了しています。特に、『ギャバンVSデカレンジャー』や『ガールズ・イン・トラブル』などの作品は、特撮ファンに新たな楽しみを提供し続けています。特撮文化の未来に期待が持てる作品です。