スペース・マウンテン

スペース・マウンテン：世界中のディズニーパークを駆け抜ける宇宙への旅

ディズニーパークの代表的なアトラクションの一つであるスペース・マウンテンは、暗闇の中を疾走するローラーコースターです。宇宙空間を飛行するようなスリル満点の体験は、世界中のディズニーファンを魅了し続けています。この記事では、世界各国のディズニーパークに存在するスペース・マウンテンの魅力を、それぞれの特色とともに詳しく解説します。

各パークのスペース・マウンテン：多様な魅力

スペース・マウンテンは、世界各地のディズニーパークに存在しますが、それぞれに異なる特徴があります。コースの設計、ストーリー、演出など、細部に至るまで工夫が凝らされており、何度でも楽しめる魅力があります。

アメリカ・ディズニーランド

1977年にオープンしたディズニーランドのスペース・マウンテンは、その歴史において何度かリニューアルされています。最新のバージョンでは、21世紀の宇宙旅行をテーマに、ロゴやコスチューム、ライドシステムなどが刷新されました。作曲家マイケル・ジアッチーノによるBGMも魅力の一つです。ドームの高さが36メートル、コース全長は1,052メートルに及びます。

アメリカ・マジック・キングダム

世界で最初のスペース・マウンテンとして知られるマジック・キングダムのアトラクション。2つのコース「アルファ」と「オメガ」があり、座席は縦1列に並ぶタイプです。2009年のリニューアルでは、ライドシステムやキューラインの装飾などが変更され、現在の東京ディズニーランド版と類似した雰囲気になりました。

1983年の東京ディズニーランド開園と同時にオープンした、日本のファンに馴染み深いスペース・マウンテン。外観やコースレイアウトはアナハイム版を参考にしていますが、全長や最高速度などは若干異なります。2007年のリニューアルでは、ロゴや装飾、演出などが一新され、現代的なSFデザインが取り入れられました。2024年 7月31日からは大規模なリニューアル工事のためクローズし、2027年の再開を目指しています。

東京ディズニーランドのスペース・マウンテンは、多くの来場者にとって、開園当初からの記憶と密接に結び付いたアトラクションです。「ビッグサンダー・マウンテン」や「スプラッシュ・マウンテン」とは異なり、開園時からの歴史を刻み続けてきました。かつてはファストパスにも対応していました。

ディズニーランド・パリ

ディズニーランド・パリのスペース・マウンテンは、他のパークとは異なるレトロフューチャーなデザインが特徴です。スタートは発射台からの急加速、コースには360度回転など、スピード感あふれる演出が魅力です。現在は「ハイパースペース・マウンテン」として、スター・ウォーズの要素を取り入れた運営をしています。

香港ディズニーランド

カリフォルニア版やパリ版と同様に車載スピーカーを搭載し、BGMもカリフォルニア版とよく似ています。ライドフォト撮影も楽しめます。2016年からは「ハイパースペース・マウンテン」として運営されています。