スポーツ伝説

番組概要

『スポーツ伝説』は、ニッポン放送をキー局として、2013年4月1日から2025年3月27日までの長きにわたり放送されたラジオ番組です。この番組は、創価学会の一社提供という形で全国のリスナーに届けられました。番組の企画内容は、プロフェッショナルスポーツの世界や、オリンピックなどで活躍するエリートアマチュア選手、あるいは特定の競技そのものにまつわる歴史的な出来事や感動的なエピソードを、「ナビゲーター」と呼ばれる進行役が紹介するというものでした。ニッポン放送や多くのネット局では、前身番組として10年間にわたり放送され、同じく創価学会が単独で提供していた『サウンドトラベル』の後番組として位置づけられていました。番組内で取り上げられるスポーツ種目は毎週異なり、多岐にわたる分野が採り上げられました。

放送体制とネット局

本番組は、ニッポン放送が制作を担当しましたが、放送時間や番組の尺はネット局によってまちまちでした。制作局であるニッポン放送では7分間の放送であったのに対し、大半のネット局では10分間の放送となっていました。また、放送時間帯も昼間から深夜までと幅広く分散していました。このような状況から、全ネット局で同時に放送されるラインネット方式ではなく、事前に収録された音源を各局がそれぞれの編成に合わせて放送するテープネット方式が採用されていました。

番組開始当初は、福岡県を除く全国のNRN加盟局を中心にネットされていましたが、福岡県においては、NRN単独加盟局である九州朝日放送（KBCラジオ）ではなく、JRN単独加盟局であるRKB毎日放送（RKBラジオ）で放送されるという特異な形態が取られていました。しかし、2016年3月をもって多くの地方ネット局での放送が終了し、同年4月からは札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡といった七大都市圏におけるブロックネットへと放送規模が縮小されました。

放送時間に関しては、多くの局で月曜日から金曜日の帯番組として放送されていました。野球のナイター中継が延長された場合、かつては放送をそのままスライドさせる局や、その回の放送自体を休止とする局がありましたが、七大都市圏への縮小以降は、ナイター延長時にはほぼ例外なく番組が休止となる運用が一般的になりました。

ナビゲーター（パーソナリティ）

番組の進行役は「ナビゲーター」と称され、以下の人物が担当しました。

美馬 怜子（2013年4月1日 - 2016年2月15日）
増田 みのり（2016年2月16日 - 2016年3月25日）
滝本 沙奈（2016年3月28日 - 2025年3月27日）

使用楽曲

番組で使用された楽曲は、特にエンディングテーマやBGMとして、リスナーに番組の雰囲気を伝える重要な要素でした。

エンディングテーマ
カシオペア「Take Me」（全国放送時代に主に使用）
アール・クルー「瞳のマジック」（Magic in your eyes）（2016年3月のナビゲーター交代以降に使用）

* BGM
番組開始当初は、オープニングのコール部分でカシオペアの「Asayake」が使用されるなど、カシオペアの楽曲が中心となっていました。しかし、2014年8月頃からは、カシオペアの楽曲に加え、T-SQUAREや押尾コータローといったフュージョンやインストゥルメンタル系のアーティストの楽曲も、番組本編の特集に合わせて幅広く用いられるようになりました。

番組の終焉

『スポーツ伝説』は、約12年間にわたる放送の歴史に幕を下ろし、2025年3月27日をもって最終回を迎えました。スポーツの様々な側面から掘り起こされたエピソードを通じて、多くの人々に感動や勇気を届けた番組として記憶されることでしょう。

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