秦基博の20枚目となる
シングル「スミレ」は、
2016年2月24日に発売されました。前作
シングル「Q & A」から約5ヶ月ぶりのリリースで、
2016年の
秦基博の活動を告げる第一弾
シングルとなりました。
この
シングルには、表題曲「スミレ」に加え、複数の楽曲が収録されています。特に注目すべきは、2015年10月に青森県
三内丸山遺跡で開催されたスペシャルライブの音源が4曲収録されている点です。このライブ音源には「季節が笑う」「ダイアローグ・モノローグ」「トレモロ降る夜」「Q & A」という4曲が収録され、ライブの熱気と臨場感を味わうことができます。
表題曲「スミレ」は、
テレビ朝日系
金曜ナイトドラマ『
スミカスミレ 45歳若返った女』の主題歌として書き下ろされました。
秦基博にとって初の連続ドラマ主題歌となり、ドラマの世界観と見事にマッチした楽曲として話題となりました。ミュージックビデオは「MTV VMAJ 2016」の最優秀邦楽男性アーティストビデオ賞(Best Male Video -Japan-)にノミネートされるなど、高い評価を得ています。
また、カップリング曲として収録されている「野ばら」は、
クラシエホームプロダクツ「
いち髪」のCMソングとして使用されました。ゲーテの詩に、
近藤朔風の訳詞、
フランツ・シューベルトの作曲という、クラシック音楽をベースにした楽曲で、
秦基博の幅広い音楽性を示す一曲です。
初回生産限定盤には、アルバム『青の光景』に収録されている「Sally」のミュージックビデオを収録したDVDが付属していました。このミュージックビデオもまた、
秦基博の世界観を堪能できる作品として人気を集めました。
「スミレ」の演奏陣は、
秦基博自身に加え、
あらきゆうこ(ドラムス、タンバリン)、鈴木正人(ベース)、
田中義人(エレキギター)、佐藤帆乃佳ストリングス(ストリングス)、
皆川真人(ピアノ、シンセサイザー、ストリングスアレンジ)といった実力派ミュージシャンが参加。それぞれの楽器の演奏が楽曲のクオリティを高め、
秦基博のボーカルと見事に融合しています。
「スミレ」は、ドラマ主題歌、CMソング、ライブ音源、そしてミュージックビデオと、多様な要素を詰め込んだ、
秦基博の音楽性を凝縮した作品です。この
シングルを通じて、彼の多彩な才能と表現力に触れることができるでしょう。
シングル全体を通して、
秦基博の繊細な歌声と、楽曲に込められたメッセージが、リスナーの心に深く響く、完成度の高い作品となっています。