スリーエフ

株式会社スリーエフについて

株式会社スリーエフは、日本のコンビニエンスストア業界で知られる企業で、本社は神奈川県横浜市にあります。1979年に「スリーエフ」としての事業を開始し、1981年には分社化して株式会社スリーエフが設立されました。長年にわたり、「スリーエフ」や「q's mart（キュウズマート）」、「gooz（グーツ）」といったブランドを展開していましたが、2017年以降は大手コンビニチェーンのローソンとの合弁企業であるエル・ティーエフを通じて「ローソン・スリーエフ」として新たな展開をしています。

発展の歴史

スリーエフの始まりは、スーパーマーケット「Fuji」によるもので、最初の店舗となる栗木店が1979年に神奈川県にオープンしました。その後、急速に店舗を増やし、1981年には分社化を果たし、法人としての運営がスタートしました。1990年代には「星より明るく、スリーエフ」のフレーズで親しまれ、地域に密着したサービスを提供するコンビニエンスストアとして確固たる地位を築くこととなります。

特に、1998年には都内店舗の営業権を取得し、2000年には東京証券取引所に上場するなど、企業としての成長も見逃せませんでした。しかし、時が経つにつれて業界内の競争が激化し、店舗形態や商品開発の必要性が高まります。

ローソンとの提携

2016年4月には、大手のローソンと資本業務提携契約を締結し、パートナーシップを強化することとなりました。この提携により、原材料の共通化や商品の共同開発、共同仕入れを実現し、効率的な運営が可能となりました。同年9月には、ローソンと共有する新たなブランド「ローソン・スリーエフ」を立ち上げ、これまでのスリーエフブランドの店舗を徐々に「ローソン・スリーエフ」へと移行しています。

2018年1月には、販売実績の結果を受けて、残る「スリーエフ」ブランドの店舗も順次「ローソン・スリーエフ」へと転換されることになりました。これにより、株式会社スリーエフのビジネスモデルは「gooz」ブランドの店舗運営と商品開発に特化する形の集約へと進むこととなります。

現在の展開

2020年現在、株式会社スリーエフが運営するのは、インストア・ファーストフード強化型の「gooz」店舗であり、4店舗が営業中です。これらの店舗ではベーカリーや弁当、調理済みのおにぎりなどを販売しており、商品の品質向上や利用者の利便性を追求しています。また、店舗デザインは多摩美術大学との産学連携によって工夫を凝らし、独自の雰囲気をもたらしています。未来の店舗形態としても期待される「gooz」ですが、これまで展開してきた「スリーエフ」や「q's mart」に関しては業態も変更され、全て閉店が決定しています。

結論

株式会社スリーエフは、時代の流れに応じた柔軟な対応を見せつつ、効率的なビジネスモデルへの変革を進めています。ローソンとの提携によって、今後の成長も期待される中、地域に根ざしたサービスを提供し続ける姿勢は変わりません。未来に向けた新しいブランドの確立と、質の高い商品の提供を通じて、お客様の期待に応え続けています。

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