スーパースターはブロンドがお好き

ロッド・スチュワートの9枚目のスタジオ・アルバム『スーパースターはブロンドがお好き』（原題：Blondes Have More Fun）は、1978年にリリースされ、彼の音楽キャリアにおいて重要な作品の一つです。

前作『明日へのキック・オフ』(1977年)に続き、ロッドのレギュラーバンドが中心となり制作されました。時代を反映して、当時流行していたディスコの要素が取り入れられているのが特徴です。このアルバムは、アメリカのBillboard 200チャートで1位を獲得し、ロッドにとって2作目の全米No.1アルバムとなりました。

収録曲からは、「アイム・セクシー」（全英・全米1位）、「あばずれ女のバラード」（全英11位、全米22位）、「スーパースターはブロンドがお好き」（全英63位）といったシングル・ヒットが生まれました。特に「アイム・セクシー」は、世界中で大ヒットし、ロッドの代表曲の一つとして知られています。

イギリスでは、アルバムのジャケットと同じデザインを使用したピクチャー・レコードもリリースされ、話題を呼びました。

収録曲

Side 1

1. アイム・セクシー - Da Ya Think I'm Sexy?
2. ダーティ・ウィークエンド - Dirty Weekend
3. あばずれ女のバラード - Ain't Love a Bitch
4. 青春の思い出 - The Best Days of My Life
5. 愛の代償 - Is That The Thanks I Get?

Side 2

1. 求む、いい女 - Attractive Female Wanted
2. スーパースターはブロンドがお好き - Blondes (Have More Fun)
3. ラスト・サマー - Last Summer
4. シャドウズ・オブ・ラヴ - Standin' in the Shadows of Love
5. うちひしがれて - Scarred and Scared

レコーディング・メンバー

ロッド・スチュワート - ボーカル
ジム・クリーガン - ギター
ゲイリー・グレインジャー - ギター
ビリー・ピーク - ギター
フィル・チェン - ベース
カーマイン・アピス - ドラムス、バッキング・ボーカル

ゲスト・ミュージシャン

デュアン・ヒッチングス - キーボード、シンセサイザー
ロジャー・ベセルミー - ドラムス
パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション
トミー・ヴィグ - パーカッション
ニッキー・ホプキンス - ピアノ
ゲイリー・ハービグ - フルート
フレッド・タケット - ギター
フィル・ケンジー - ホーン
スティーヴ・マダイオ - ホーン
トム・スコット - ホーン
マイク・フィニガン - バッキング・ボーカル
マックス・グローネンサル - バッキング・ボーカル
* デル・ニューマン - ストリングス・アレンジ

このアルバムは、ロッド・スチュワートの音楽的な多様性と、時代に合わせたサウンドを取り入れる柔軟性を示した作品と言えるでしょう。ディスコサウンドへの挑戦は賛否両論ありましたが、結果として商業的な成功を収め、彼のキャリアにおける重要なターニングポイントとなりました。現在でも、多くのファンに愛され続けているアルバムです。

Discogs - スーパースターはブロンドがお好き

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