スーパードラッケン

スーパードラッケンの概要

『スーパードラッケン』は、1994年8月26日にコトブキシステムから発売されたスーパーファミコン用のアクションロールプレイングゲームです。北米では『Dragon View』という名前で知られています。このゲームは、1990年にインフォグラムから発売されたPC用ソフト『ドラッケン』の続編となっています。物語の舞台は、神々がかつて住んでいたとされる魅惑のケザー島で、プレイヤーは主人公アレクスを操作し、魔導士にさらわれた恋人カテリーナを救い出すことを目的としています。ゲームのシステムは前作とは異なり、3Dグラフィックスを活かしたフィールドや、横スクロール式のダンジョン探索が特徴です。

開発とリリース

この作品はコトブキシステムが手掛け、プロデューサーにはスーパーファミコンの名作『ファランクス』を制作した道浦忍が名を連ねています。また、シナリオを担当したのはひらはらしょうこであり、音楽は小松真理が手掛けています。本作は、2019年にはWindows版がSteamにて配信され、多くのファンに再び注目されることとなりました。

ゲーム内容

フィールドとダンジョン

冒険が繰り広げられるフィールドは、立体的に表現されており、大地の星というシステムを使って地点間の移動が可能です。フィールドに設置されたもやに触れることで、敵との戦闘が始まります。戦闘から逃れることはできないため、戦略的なプレイが求められます。ダンジョンでは、横スクロールアクションが採用されており、様々な敵モンスターが待ち受けます。アレクスのHPが0になった場合は、ゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻ることになりますが、セーブした地点から再スタート可能です。

レベルアップと成長要素

ゲーム内で敵を倒すことで経験値（EXP）を獲得し、レベルアップすることで攻撃力や耐久力が向上します。最大HPや最大MPは特定のアイテムで強化でき、さらに武器や防具の能力も向上させることができます。特に「フォース系統」の強化はグラフィックにも変化をもたらし、プレイヤーの進行度を示す重要な要素となっています。

アイテムとショップ

ゲーム内には多様なアイテムが存在します。主人公の最初の武器であるソードの他、遠距離攻撃が可能な弓や、回復用のポーションなどがアイテムとして入手できます。特に「ジェイド」と呼ばれる通貨も存在し、青、赤、黄の色により価値が異なります。

登場人物

主要キャラクターには、主人公アレクスを始め、恋人のカテリーナ、恩師クノス老師、そして最終ボスとなるギザが含まれます。ギザは、愛する妹を亡くした恨みから、ケザー島を滅ぼそうとするキャラクターで、アレクスとの戦いで彼の成長を促す役割も果たしています。

評価

この作品は、日本のゲーム誌『ファミコン通信』で23点（満40点中）を獲得し、『ファミリーコンピュータMagazine』では21.5点（満30点中）の評価を受けました。その評価は、ゲームのシステムやストーリーの深さに支えられたものです。

まとめ

『スーパードラッケン』は、アクションとRPG要素を融合させた革新的な作品であり、深いストーリーと多彩なキャラクターたちが織りなす冒険が、プレイヤーに感動を与える要素が詰まっています。

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