スーパーファミスタ3(Super Famista 3)は、
1994年3月4日にナムコ(後のバンダイナムコ
ゲームス)からリリースされた
プロ野球ゲームです。この
ゲームは、
スーパーファミコン(SFC)用のソフトで、ファミスタシリーズの第3弾となります。
日本野球機構公認のこの作品は、略称として『パースタ3』とも呼ばれています。これまで
ファミリーコンピュータ版や
ゲームボーイ版が市場に仲間入りしていましたが、
1994年から
1996年まではSFC版に一本化されることが決まりました。このことにより、
スーパーファミスタ3は新たなプレイヤーの支持を得ることに成功しました。
本作では、
バッテリーバックアップ機能が新たに導入され、実際の日本
プロ野球リーグ戦を模した「リーグモード」を楽しむことが可能となりました。これにより、現実に近い130試合制のリーグ戦を体験できます。さらに、選手データの設定においても、守備力や肩の能力がアルファベットで6段階にランク付けされ、数値化されました。
打者に関しては、打率最大.999、本塁打99、本塁打など多様な成績が設定され、投手には最大255km/hの球速が設定されています。特筆すべきは、過去作よりも実際の選手成績が反映された点で、リアリティが増しています。また、守備力や肩の設定には、特に
ゴールデングラブ賞受賞者に対して高めの数値が給付されています。さらに、
淡路島出身の特別な能力を持つ選手も存在し、
ゲームに独自の深みを与えています。
グラフィックとゲームプレイの改善
グラフィック面では、選手の体型が従来の三頭身キャラに加え、二頭身キャラや長身キャラが登場しました。この多様性によって、選手の個性がより豊かになっています。一方で、従来のバッティングフォームが見直され、
オーバースローや
トルネード投法といった投手のフォームは、よりシンプルになりました。試合後には「ナムコットスポーツ」のニュースが流れるなど、選手たちの活躍を記録する要素も豊富に含まれています。
玩法とモードの詳細
ゲームのプレイは、1人用対COMや2人用対戦が可能で、リーグ戦や成績表示、オリジナルチームの作成など、様々なモードが用意されています。特に、TEAM EDITモードでは、
架空チームを基に独自の編成ができ、選手の名前を変更する自由度もあります。また、地元選手を取り入れることができる選手発掘機能もあり、選手育成の要素が楽しめる点も魅力の一つです。
ステータスや選手の成長
プレイヤーは、実績を積むことで選手の成長を確認できます。特にバッターは試合に出場するごとに打撃成績が向上し、投手は勝利した試合の数によって能力が上昇します。FA宣言などの要素も含まれ、選手の
引退や移籍が反映されることで、選手たちのキャリアがよりリアルに感じられます。
結論
スーパーファミスタ3は、
プロ野球ファンにとって非常に魅力的な
ゲームであり、リアルなプレイ感と多彩なモードが見どころです。
1994年当時の
プロ野球環境を巧みに反映させることで、プレイヤーに継続的な楽しみを提供しています。