ズワァース

ズワァース（Zwarth）について

アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場するズワァースは、架空のオーラバトラーのひとつであり、特にその高性能と重武装が特徴的です。本記事では、ズワァースの詳細や関連機であるズワウスについても触れていきます。

設定と特徴

ズワァースは、アの国のショット・ウェポンによって開発されました。この機体は、前作のオーラバトラーであるレプラカーンとビアレスの両者の長所を組み合わせ、持てる技術が詰め込まれた重武装のオーラバトラーです。特に大出力と大推力を実現したオーラ・コンバーターを搭載し、これにより驚異的な火力とスピードを誇ります。

運動性能に関しては、最終発展型として最高レベルのスペックを有し、すばやい直線移動に加え、横方向の推進機能も備えています。このため、ズワァースは戦闘において非常に柔軟な運動が可能で、同じ世界観のビルバインをも凌駕する運動能力を持っています。

しかし、ズワァースには「限界オーラ力」が16オーラという制約があります。この数値は、他の機体と比較して低いため、聖戦士用の推奨機体としては選ばれにくい要因となっています。運動性能が高いため、戦闘には有利ですが、オーラ力において劣っているのが弱点です。

武装スペック

ズワァースの武装は非常に多彩です。曲刀状のオーラ・ソード、左前腕に装備された3連装オーラ・ショット、ワイヤー付き連装ショット・クロー、さらに頭部にはオーラ・バルカン、股間部に短砲身のオーラ・キャノン、そしてオーラ・コンバーター部には連装フレイ・ボムが設置されています。これらにより、映画やゲームにおいても強力な戦闘能力を発揮します。

正規の戦闘シーンでは、両前腕の連装クローがどのように使用されるのか不明ですが、これだけの重武装を有しながらも、ズワァースは7.6ルフトンという軽量さも兼ね備えています。これほどの火力と重装甲を持ちながらスピードを維持できるのは、非常に画期的です。

外見的特長

外見に関しては、全高が7.9メットとされ、他の主要機体よりも低く設計されています。起立時には、少し前かがみの姿勢になりますが、これはオーラ・コンバーターによる高重心化を補うための工夫です。大きな足部はしっかりとした接地面を持ち、安定した動きを支えます。

このように、高機能でありながら高コストな機体であったため、ズワァースの生産は限られ、ショットの私兵部隊で使用されています。

色バリエーション

ズワァースには3種類のカラーがあり、それぞれ異なるパイロットが搭乗しています。黒色のズワァースには黒騎士のバーン・バニングスが搭乗し、白色のズワァースにはミュージィ・ポーが、そして朱色のズワァースは一般兵が操縦していることが確認されています。

ズワウスの概要

次に、関連機であるズワウスについて紹介します。これはOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』に登場し、ズワァースを元にして開発されました。700年後のバイストン・ウェルにて、ショット・ウェポンの転生がこの機体に搭乗し、シオン・ザバとの闘争が描かれます。

ズワウスはオーラ・ソードに特化した武装を持ち、内蔵火器はありませんが、独特の生物的デザインが注目されています。巨大な翼と長く伸びた尾が特徴で、「悪魔」をイメージさせる姿は、多くのファンに強い印象を残しています。

最後に

ズワァースやズワウスは、アニメ『聖戦士ダンバイン』の中で非常に重要な役割を果たす機体です。その高い性能と多彩なデザインは、視聴者に強い印象を与える存在となっており、今後も多くのメディアでその魅力が語り継がれることでしょう。

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