セイコー・プロスペックス

セイコー・プロスペックス (SEIKO PROSPEX)

セイコー・プロスペックスは、日本の時計メーカー、セイコーウオッチが提供する高性能腕時計のブランドであり、ダイバーズウォッチ、登山用、パイロットウォッチ、ランニングウォッチの4つの主要カテゴリに分かれています。これらの製品は、アウトドアやスポーツシーンにおいての耐久性や機能性を重視して設計されています。

プロスペックスシリーズ

海：ダイバーズウォッチ

1. マリンマスタープロフェッショナル
このモデルは飽和潜水用となっており、防水性は300m、600m、1000mの三つのバージョンが存在します。搭載されるムーブメントには、10振動メカニカルのキャリバー8L55及び8L35、スプリングドライブのキャリバー5R65・5R66と、電池式クオーツの7C46が使われています。

2. マリンマスターオーシャンクルーザー
20気圧防水に対応し、海洋冒険家の白石康次郎がアドバイザーとして関与したこのモデルは、外洋ヨットレースでの実用を想定して2016年に誕生しました。ソーラーGPS衛星電波修正機能を持つキャリバー8X53を搭載し、モデルの販売は終了していますが、「ランドマスターグレートトラヴァース」が後継製品とされています。

3. ダイバースキューバ
こちらは全モデルが200mの防水性を保持しており、搭載するムーブメントはメカニカルのキャリバー6R15・6R35、キネティックの5M85・5M62、さらにソーラーのV147があります。

陸：登山用ウォッチ

1. ランドマスター
プロスキーヤーの三浦雄一郎が監修したこの20気圧防水モデルは、厳しい登山条件を考慮されて設計され、「時間が分かる」「止まらない」「邪魔にならない」を基に開発されました。使用されるムーブメントはキャリバー5R66です。

2. ランドマスターグレートトラヴァース
2017年に登場したこの製品はランドマスターシリーズ初のGPSソーラーモデルで、キャリバー8X53を搭載しています。特に入り口を遮らない竜頭の設計が特徴で、2018年に生産が終了しました。

3. フィールドマスター
登山用に特化し、全モデルに簡易方位計が装備されています。メカニカルのキャリバー6R15とソーラーのV172・V175が使用されます。

4. アルピニスト
このモデルは登山家の三浦豪太が監修し、ソーラーデジタルの形状で視認性と使いやすさを追求しています。搭載されるムーブメントはキャリバーS822・S830です。

空：パイロットウォッチ

- スカイプロフェッショナル

航空計測用の円形計算尺や耐磁性能を標準装備したクロノグラフモデルです。ムーブメントにはソーラーのキャリバーV172やV175が使用されています。

走：ランニングウォッチ

- スーパーランナーズスマートラップ

マラソンコースの計測用マットに反応し、自動的にラップを計測する「スマートラップ」機能を搭載。クオーツのキャリバーS620が搭載されています。

- スーパーランナーズEX

3D加速度センサーを利用した歩数計測機能やターゲットタイマー機能を搭載し、トレーニング向けに設計されています。クオーツのキャリバーS670を使用。

- スーパーランナーズソーラーモデル

ストップウォッチ機能やダブルリピートタイマー機能を搭載したソーラーモデルで、ムーブメントはS680及びS690です。

- スーパーランナーズ

ストップウォッチ機能やダブルリピートタイマー機能を持ち、クオーツのキャリバーS611が搭載されています。

LX Line

セイコー・プロスペックスの新しいラインであるLX Lineは、2019年のバーゼル・フェアでお披露目され、「光」を意味するラテン語「ルクス」に由来しています。

セイコー・プロスペックスは、その多様なモデル群により、冒険者やスポーツ愛好者に幅広く支持されています。各モデルは特定の用途に応じた高い性能を誇り、日常生活から特別な活動まで、また異なる環境での使用に適応しています。

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