セコムトセック

セコムトセック株式会社は、警備、防災、セキュリティサービスを提供する日本の企業です。セコム株式会社の連結子会社として、主に大型施設の警備・防災に関する事業を展開しています。

かつては東芝セキュリティ株式会社として、東芝グループの工場や事業所の警備、動力設備や消防・防災設備の保守・点検、受付業務などを中心に事業を展開していました。1990年の設立以来、これらの分野で豊富な経験と実績を積み重ねてきました。

主な事業内容としては、以下のものが挙げられます。

警備業務: 工場や事業所などの大型施設における、侵入防止、巡回警備、監視業務など。
防災設備保守・点検: 消防設備、動力設備などの点検、保守、メンテナンス業務。
* 受付業務: 来客対応、電話応対、警備業務との連携など。

2018年8月31日、東芝株式会社が保有していた東芝セキュリティ株式の80.1%がセコム株式会社に譲渡され、同時にセコムトセック株式会社へ商号変更されました。この買収により、セコムグループは東芝セキュリティの持つ大型施設警備のノウハウと実績を継承することとなりました。セコムグループ傘下に入ることで、より広範な顧客へのサービス提供と、より高度なセキュリティ技術の提供が可能になりました。

セコムトセック株式会社の歴史は、1990年7月2日に東芝セキュリティ株式会社として設立されたことに始まります。その後、事業領域を着実に拡大し、1994年には消防設備点検業務、1995年には機械警備業務、1999年には動力設備監視業務を開始しました。2008年には本社を川崎市川崎区に移転し、現在に至ります。

セコムトセック株式会社は、創業以来培ってきた経験と技術、そしてセコムグループの強力なバックアップを活かし、顧客の安全・安心を最優先に、高品質なサービスを提供することに尽力しています。単なる警備業務の提供にとどまらず、顧客の事業継続性向上に貢献する、信頼できるパートナーとして社会に貢献し続けています。

今後、セコムトセック株式会社は、少子高齢化や自然災害の増加といった社会情勢の変化に対応し、新たな技術やサービスの開発にも積極的に取り組むことで、より安全で安心な社会の実現に貢献していくことが期待されます。高度化するセキュリティニーズに対応するため、技術革新への投資や人材育成にも力を入れていく姿勢が見られます。

セコムトセック株式会社は、単なる警備会社ではなく、顧客の事業継続性と安全を守るための総合的なソリューションを提供する企業として、その存在感をますます高めていくでしょう。

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