セコム

セコム株式会社の概要

東京・渋谷区に本社をそのままに構えるセコム株式会社は、日本で初めての警備サービス企業として国内に強固な基盤を築き、さらに国際的に23か国以上で事業を展開しています。セコムは、日経平均株価やTOPIX Large70に組入れられている企業の一つでもあります。

事業の幅広さ

創業者の飯田亮は、当初から業務の機械化を推進し、防犯と火災報知の分野で革新的な技術開発に取り組んできました。現在は、SPアラームやデジタルトランスフォーメーション（DX）を活用したシステムをはじめ、ビルの設備管理、監視体制、銀行ATMの自動化まで多岐にわたる機能を提供しています。家庭用の警備システム「セコムホームセキュリティ」なども有名です。

セコムは、警備だけに限らず幅広いセキュリティ関連サービスを展開しています。自社開発の防犯・防災機器の販売、医療分野への進出、情報セキュリティのコンサルティングなど、事業領域は多様です。また、日本初の民営刑務所の運営なども手懸けています。

研究開発の取り組み

また、セコムは研究開発にも積極的です。天井走行型巡回装置や、貴重品輸送用ガードロボット、介護補助ロボットといった先進的な陵駕機を開発しています。他にも、防犯煙幕装置や自動消火システム等も手がけており、安全性を高める技術力があります。

業界内での位置づけ

セコムは警備業界において圧倒的なシェアを誇り、安全サービスを提供するための拠点数は日本一です。警備員一人あたりが担当する物件の数が800から1,500件にも及ぶため、業界内での競争優位性が年々強化されています。

セコムでの警備員の業務内容は多岐に渡り、警報への対応だけでなく、ATMのトラブルにも即座に対処します。また、全国約200万件の警備契約物件を持ち、緊急要員待機拠点は2,830カ所に上ります。

緊急対応の充実

セコムは、総合的なセキュリティサービスを提供しています。日本全土に緊急対応が可能な体制を整えており、万が一の際には迅速に駆けつけられる体制を整えています。通信は、KDDIとも提携し高度なネットワークインフラを利用しています。

ブランドの認知度

セコムの存在は、一般にも広く知られています。「セコムする」という言葉が浸透し、家庭や企業における安全保障の代名詞となっています。特に「ココセコム」は、個人の携行品や車両に特化したセキュリティツールとして人気を集めています。

沿革

1962年に「日本警備保障株式会社」として設立され、東京オリンピックの警備も手がけたセコムは、以来数十年にわたり業務を拡大し続けてきました。1973年に「セコム」というブランド名を確立した後も、数多くの革新的な技術やサービスを提供し続け、ビジネスの領域拡大を図ってきました。セコムは時代のニーズに応える形で進化を続けており、これからも日本の安心・安全を支える存在としての地位を持ち続けていくことでしょう。

競合他社との関係

セコムは各種競合には、綜合警備保障やセントラル警備保障、全日警などが存在しますが、拠点の数や業務の多様性において特に優位に立っています。このような中で、セコムは常に高い技術力とサービス品質を維持し、顧客からの信頼を得ることに努めています。未来に向けても、更なる進化と成長が期待される企業です。

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