セダブリランテス

セダブリランテス

セダブリランテス（Seda Brillantes）は、2014年1月12日に北海道白老町で生まれた日本の競走馬です。彼の名前はスペイン語で「鮮やかに輝くシルク」を意味し、父名と母名からインスパイアを受けています。主要な勝ち鞍は、2017年のラジオNIKKEI賞と2018年の中山金杯です。

デビュー前の育成

セダブリランテスは、社台コーポレーション白老ファームで育成され、一口馬主法人「シルクホースクラブ」から総額2500万円で募集されました。彼は早来ファームで中期育成を受けた後、ノーザンファーム空港牧場で成長しました。

競走生活のスタート（2歳・2016年）

彼は2016年に美浦・手塚貴久厩舎に入厩し、12月には中山での新馬戦（ダート1800m）でデビュー勝ちを収めます。しかし、レース後に骨折が判明し、長期休養を余儀なくされました。

3歳の活躍（2017年）

2017年には復帰戦である早苗賞を快勝し、デビューからの連勝を続けます。そして、ラジオNIKKEI賞に出走し、逃げた馬をゴール前で捉え、無傷の3連勝で重賞制覇を成し遂げました。この勝利は、新種牡馬の父ディープブリランテにとっても初の重賞制覇となりました。その後、アルゼンチン共和国杯に出走し、東京優駿の2着馬スワーヴリチャードを相手に3着に入線しました。

4歳でのさらなる成功（2018年）

2018年の年明けには、中山金杯で1番人気に推され、先行するウインブライトをゴール前で交わし重賞2勝目を手にしました。春のG1レースを期待されましたが、左橈骨の骨折が判明し、6ヶ月以上の休養を余儀なくされます。復帰後の新潟記念では、トップハンデを背負って7着に終わりました。

競走生活の終焉（5歳・2019年〜6歳・2020年）

ディセンバーステークスで復帰し、再び勝利を収めましたが、その後屈腱炎を発症し、再び長期休養に入ります。2021年には六甲ステークスで復帰しますが、9着に終わり、その後のレースでは結果が振るわず、2022年4月に右前脚の浅屈腱炎が再発したため、現役引退が発表されました。

引退後のセダブリランテス

2022年4月7日に競走馬登録を抹消され、引退後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬として新たな生活をスタートさせました。彼の競走馬人生は数々の厳しい試練に満ちていましたが、その輝かしい成績は多くのファンに愛され続けることでしょう。今後、彼がどのように新たな人生を歩むのか、期待が寄せられています。

血統

母シルクユニバーサルは中央競馬で2勝を挙げており、彼の半兄には2019年のステイヤーズステークスを制したモンドインテロ（父：ディープインパクト）がいます。セダブリランテスの血統もまた、彼の実力を引き立てる要因の一つです。

もう一度検索