セッション (NHK番組)

『THE SESSION 20xx』について

『THE SESSION 20xx』（セッション 20xx）は、1978年11月26日から2021年3月27日までレギュラー放送されたジャズ・フュージョンをテーマにしたNHK-FMのラジオ番組です。2022年1月1日からは不定期的に放送される特別番組として新たに始まりました。このプログラムは、ジャズセッションの魅力を伝えるために設計されており、アーティストやバンドの個性豊かな演奏を楽しむ機会を提供しています。

この番組のタイトルは、ジャズセッションの概念から名付けられたもので、メジャーデビューを果たしたバンドや、ライブハウスで活動するプロのセッションバンドが登場します。特に、CDには収録されていないオリジナルナンバーの演奏も行われ、音楽ファンにとって貴重なリスニング体験を提供しています。

番組の放送スケジュールは、長年にわたりさまざまな変遷を辿りました。最初は毎週日曜日の22時30分から23時30分までの放送でしたが、2018年4月以降は「画のないアニメ館」の後番組として月に一度、最終土曜日の23時から2時間の番組となりました。その後、2021年にレギュラー放送は終了し、42年にわたる「セッション」シリーズが一旦幕を閉じることになりました。

2022年には新春スペシャルを皮切りに不定期番組として再開され、ジャズピアニストの国府弘子が新たな案内役に加わりました。特別番組の例として、2022年4月29日と5月6日に放送された「セッション2022新緑スペシャル」などがあり、多くのリスナーに喜ばれました。

番組の変遷と進行役

『THE SESSION』はその歴史の中で、いくつかの異なるタイトルで放送されてきました。1978年から1998年までのタイトルは「セッション 'xx」で、末尾には西暦年の下2桁が付加されました。1999年から2006年の期間は「セッション505」となり、NHK放送センター505スタジオでの収録が統一されました。2006年から2021年までは「セッション20xx」という形式で放送され、そこのスタジオや公共のオープンスタジオでの収録が行われました。

歴代の進行役には、多くの著名なアナウンサーやミュージシャンが名前を連ねています。1980年代には牧岩雅夫が、1995年まで鹿内孝が務め、立子山博恒や小川もこ、濱中博久などがその後を引き継ぎました。2022年からは国府弘子が担当し、ジャズ界の魅力を一層引き立てています。

このように、『THE SESSION 20xx』は長い歴史を持つジャズ・フュージョンのラジオ番組であり、その変遷や進行役の顔ぶれからも、多くのリスナーに支持され続けていることが伺えます。音楽の新たなセッションを楽しむこの場を通じて、今後も多くのファンがつながっていくことでしょう。

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