セリー・オーク・カレッジズ

セリー・オーク・カレッジズの概要

セリー・オーク・カレッジズは、イングランド中部のバーミンガムに位置し、主に神学やソーシャルワークに焦点を当てた教育機関の連合体です。この施設は、長年にわたりバーミンガム大学と提携し、多くの学生にさまざまな学問を提供してきました。特に、英国聖公会福音宣布協会や、メソジスト教会といった宗教団体に関連したカレッジが含まれており、それぞれが特色ある教育プログラムを展開しています。

加盟校の紹介

この連合体には、以下のカレッジが含まれています。

• - カレッジ・オブ・ジ・アセンション（the College of the Ascension）: 英国聖公会福音宣布協会によって設立された。
• - クローザー・ホール（Crowther Hall）: 英国聖公会宣教協会が設立したカレッジ。
• - キングミード・カレッジ（Kingmead College）: メソジスト教会により設立された。
• - セイント・アンドリューズ・ホール（St Andrew's Hall）: バプテスト宣教協会、世界宣教会、合同改革教会の三者によって共同設立された。
• - ウッドブルック・カレッジ: クエーカー系のカレッジ。

これらのカレッジは、それぞれ異なる宗教的背景を持ちつつ、共通の教育目標に向けて協力してきました。

現在の状況

近年、セリー・オーク・カレッジズは幾つかの重要な変遷を経ています。特に、カレッジ・オブ・ジ・アセンションは、キングミード・カレッジと統合し、ユナイテッド・カレッジ・オブ・ジ・アセンション（the United College of the Ascension）として知られるようになりました。その後、2006年にはクイーンズ・カレッジ（Queen's College）に合流し、現在はセリー・オーク宣教研究センター（the Selly Oak Centre for Mission Studies）として新たな活動を行っています。

他のカレッジもそれぞれ変化を迎えました。例えば、セイント・アンドリューズ・ホールは2000年に閉校し、その施設は現在バプテスト宣教師協会によって国際宣教センター（International Mission Centre）として使用されています。また、クローザー・ホールもすでに閉校しており、その役割を終えました。一方、ウッドブルック・カレッジは引き続き存続しており、クエーカー・スタディ・センターとしての機能を果たしています。

キャンパスの歴史

セリー・オーク・カレッジズがあった地域は、かつてジョージ・キャドバリーや彼の家族が所有していた土地であり、キャドバリー家やボーンビル・ビレッジ・トラストの意向のもとに住宅地が開発されました。特にウッドブルック・カレッジは、ジョージ・キャドバリーが住んでいた自宅を使用して創設されました。このように、カレッジの歴史は地域の歴史とも深く結びついています。

現在、かつてのセリー・オーク・カレッジズのキャンパスは多くの部分がバーミンガム大学のセリー・オーク・キャンパスに転用されており、このキャンパス内にはBBCドラマ・ヴィレッジも存在しています。教育機関としての役割を終えた一方で、新たな形で地域社会に貢献し続けているのです。

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