セルヒオ・カナレス

セルヒオ・カナレス・マドラーソ

基本情報

セルヒオ・カナレス・マドラーソ（Sergio Canales Madrazo）は1991年2月16日、スペインのカンタブリア州サンタンデールに生まれたサッカー選手です。現在、リーガMXのCFモンテレイに所属しており、ポジションはミッドフィールダー（MF）です。彼はセカンドトップや左サイドハーフとして頻繁にプレーしますが、「トップ下」が自身の最適なポジションであると考えています。

クラブキャリアの始まり

カナレスは2000年にサン・アグスティンというクラブからラシン・サンタンデールの下部組織に加入。その後、2008-09シーズンにトップチームに昇格し、同年9月18日にUEFAカップのFCホンカ戦でプロデビューを果たしました。その一ヶ月後にはリーガ・エスパニョーラ初出場を果たし、2010年にはセビージャ戦での2得点によってチームを勝利に導く活躍をしました。このような成功から、彼の移籍が多くの注目を集め、2010年にはレアル・マドリードへの移籍が決定しました。

レアル・マドリードでの挑戦

カナレスはレアル・マドリードでのデビューを果たしますが、当初はあまり出場機会を得られず、コパ・デル・レイではジョゼ・モウリーニョ監督から期待に応えられなかったため、2011年にバレンシアCFへのレンタル移籍が決まりました。

バレンシアでの厳しい時期

バレンシアでは主力として活躍しながらも、怪我に悩まされることが多く、特に右膝前十字靭帯を断裂したことで、長期離脱を余儀なくされました。これによりキャリアが停滞し、一時的には彼の将来に不安が生じましたが、2012年には750万ユーロでバレンシアに完全移籍しました。

レアル・ソシエダへの移籍

2014年にはレアル・ソシエダに移籍し、約4年半の間に160試合で12ゴール、23アシストを記録しましたが、再び膝の故障に悩まされ、全治8ヵ月の重傷を負います。それでも、復帰後はチームの中心選手として活躍しましたが、2018年6月に契約満了により退団しました。

レアル・ベティスでの成功

2018年7月にレアル・ベティスに加入し、同クラブで復活を遂げます。豊富な運動量と得意のドリブルで活躍し、2021-22シーズンにはキャリアハイとなる8ゴール12アシストを記録し、チームを17年ぶりのコパ・デル・レイ優勝に導きました。

CFモンテレイへの移籍

2023年7月、カナレスはリーガMXのCFモンテレイに移籍し、新たにキャプテンに任命されました。これまでのキャリアでの経験を活かし、チームを引っ張る役割を担っています。

代表歴

カナレスは世代別代表にも選出され、2008年にはU-17欧州選手権で優勝を経験しています。2019年にはスペイン代表デビューを果たし、UEFA EURO 2020予選での活躍が彼の実力を証明しました。

タイトル

• - レアル・マドリード: コパ・デル・レイ: 2010-11
  
• - レアル・ベティス: コパ・デル・レイ: 2021-22
  
• - U-17スペイン代表: UEFA U-17欧州選手権: 2008
  
• - U-21スペイン代表: UEFA U-21欧州選手権: 2013
  
• - スペイン代表: UEFAネーションズリーグ: 2022-23
  
• - 個人: UEFA選出ラ・リーガベストイレブン: 2018-19
  

カナレスのキャリアは多くの挑戦と成功が織り交ぜられたものです。彼は再起の例として、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

もう一度検索