セルビア民主党 (ボスニア・ヘルツェゴビナ)

セルビア民主党（SDS）とは

セルビア民主党（Српска демократска Странка; СДС / Srpska Demokratska Stranka; SDS）は、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国を拠点とする右翼民族主義政党です。ムラデン・ボシッチが党首を務めていました。

歴史

セルビア民主党は、スルプスカ共和国において主要な政党であり、かつては支配政党でした。しかし、2006年10月の選挙で、ミロラド・ドディク率いる独立社会民主同盟に敗北しました。

アメリカ合衆国の制裁

セルビア民主党は、過去にアメリカ合衆国による制裁下に置かれていました。この制裁は、アメリカ合衆国からの資金や物資の移動、およびその逆方向への移動を禁止するものでした。

関連政党

クロアチアには姉妹政党としてセルビア民主党、セルビア人民主党が存在していました。

関係者

セルビア民主党には、以下のような重要人物が所属していました。

ラドヴァン・カラジッチ（活動期間: 1989年-1996年）
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷（ICTY）から、人道に対する罪、生命・身体に対する犯罪、ジェノサイドなど、数々の戦争犯罪の疑いで訴追されました。
ビリャナ・プラヴシッチ（活動期間: 1989年から1997年）
ICTYで人道に対する罪を問われ、有罪を認めました。彼女が関与したとされる犯罪は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争におけるボシュニャク人およびクロアチア人に対するものでした。
モムチロ・クライシュニク
人道に対する罪、ジェノサイド、戦時法違反、ジュネーヴ諸条約重大違反で訴追されました。
ニコラ・コリェヴィッチ

現状

セルビア民主党は、スルプスカ共和国の政治において一定の影響力を持つ政党であり続けています。しかし、過去の戦争犯罪に関与した人物が所属していたことや、アメリカ合衆国による制裁を受けていたことなどから、その評価は複雑です。

参考文献

公式サイト(もしあれば)
ボスニア・ヘルツェゴビナの政党一覧

もう一度検索