セントマークスバシリカとは？意味をやさしく解説

セントマークスバシリカ (St Mark's Basilica)

セントマークスバシリカは、2018年 3月18日から活躍しているフランス生産、アイルランド調教の競走馬であり、優れた成績を収めた種牡馬でもあります。馬名は、イタリア・ヴェネツィアにあるサン・マルコ寺院からインスパイアを受けたものです。

主な成績

セントマークスバシリカは、競走馬として多くの大レースで優勝を果たしました。特に注目すべきは以下のレースです：

このように数々のG1競走で連勝を重ね、2021年にはカルティエ賞で年度代表馬及び最優秀3歳牡馬に選ばれるという栄誉も獲得しました。

戦績の詳細

2歳（2020年）

セントマークスバシリカは、2020年7月26日にカラ競馬場の未勝利戦（芝6ハロン）でデビューしましたが、初戦は2着に終わりました。その後、同年8月9日のフェニックスステークスでは5着に敗れましたが、8月22日に行われた未勝利戦で初勝利。9月13日のヴィンセントオブライエンステークスではサンダームーンに続く3着となり、10月のデューハーストステークスでは中団馬群から抜け出し、最後はウェンブリーを3/4馬身差で振り切り、G1初制覇を果たしました。

3歳（2021年）

2021年5月16日、プール・デッセ・デ・プーランでは、道中中団を追走しつつ、直線で器用に脚を伸ばし、先行したコロッセオを差し切り、2度目のG1勝利を収めました。この勢いを持続し、続くジョッケクルブ賞では好位をキープし、直線の最内から伸びてシリウェイに1馬身3/4差をつけて勝利しました。その後、古馬との初対戦となったエクリプスステークスでは、外から強烈な脚を発揮し、2着のアデイブに3馬身半差をつけて快勝。さらにアイリッシュチャンピオンステークスでも、強豪タルナワやポエティックフレアを相手に見事な勝利を飾り、G1での連勝を5に伸ばしました。

しかし、この後に予定されていた凱旋門賞には出走できず、脚部に痛みを訴えることとなり、そのため本格的な調教ができない状況に陥り、現役生活に終止符を打つことになりました。

種牡馬としての活躍

引退後は2022年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬としての道を歩み始めました。また、オーストラリアでもシャトル種牡馬として利用され、次世代の競走馬たちにその遺伝子を継承しています。競走成績や血統の良さから、多くの繁殖牝馬との交配が期待されています。

血統の背景

セントマークスバシリカは、半兄にマグナグレシアがいます。マグナグレシアは父親にインビンシブルスピリットを持ち、2018年フューチュリティトロフィーや2019年の2000ギニーを制した優れた競走馬です。

まとめ

セントマークスバシリカは、その華々しい戦績だけでなく、引退後も種牡馬としての活躍が期待される競走馬です。彼の躍進は今後の競馬界にも大きな影響を与えることでしょう。

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