セントラルスクエア静岡

セントラルスクエア静岡：静岡市中心部の複合商業施設

セントラルスクエア静岡は、静岡県静岡市駿河区に位置する、ショッピング、グルメ、スポーツを融合した複合商業施設です。JR東海の旧社宅跡地を開発したこの施設は、ジェイアール東海不動産が保有し、ユニーとアルペンが主要テナントとして店舗を運営しています。

施設は大きく3つの館で構成されています。まず、「ショッピング館」は、総合スーパーのアピタ静岡店を中心に、多様な専門店が軒を連ねるショッピングエリアです。次に「アピタ クオーレ館」は、飲食店を中心としたグルメフロアとなっており、食事や休憩に最適な空間を提供しています。そして「スポーツ館」には、ゴルフ用品店やスポーツ用品店が入り、スポーツ愛好家にも嬉しい施設となっています。

特筆すべきは、「スポーツ館」と隣接する駿河区役所庁舎との連絡通路です。約26メートル、高さ5.5メートルのこの通路は、静岡市道南八幡2号線を跨いでおり、両施設間のアクセスをスムーズにしています。これは、地域住民の利便性を高める工夫として高く評価できる点です。

セントラルスクエア静岡の誕生は、JR東海による石田社宅と南八幡社宅跡地の再開発プロジェクトから始まりました。大手流通業者からの複数の出店計画提案を経て、現在の3館体制での開業に至りました。2005年11月の開業当初は、「ショッピング館」、「グルメ館」、「スポーツ館」の構成でしたが、2017年には「グルメ館」が改装され、「アピタ クオーレ館」として生まれ変わりました。

開発から現在までの歴史：

セントラルスクエア静岡の開発は、2002年12月18日にJR東海が石田社宅跡地への大型商業施設開発を発表したことから始まります。その後、2004年には大店立地法に基づく手続きが順次進められ、地元説明会も開催されました。2005年1月には起工式が行われ、同年4月には施設名称が決定、アルペンが出店者として追加されました。同年10月には内覧会が開催され、同年11月3日にグランドオープンを迎えました。2017年には「グルメ館」の改装、そして2024年10月には、静岡新聞の報道で2025年3月末のアピタ静岡店閉店と、イオンリテールによるショッピング館への出店計画が明らかになりました。

アクセス方法：

セントラルスクエア静岡へのアクセスは、車と公共交通機関の両方で可能です。

自家用車: 東名高速道路静岡インターチェンジから約15分と、比較的アクセスが良い立地です。

公共交通機関: 静岡駅南口からしずてつジャストラインのバスを利用できます。「みなみ線」石田停留所が最寄りで、徒歩すぐです。「石田街道線」では、石田SBS学苑入口停留所または中田三丁目停留所下車後、徒歩数分です。また、高速バス新宿-静岡線(JR東海バス担当便)では、中田三丁目停留所が「セントラルスクエア北」として案内されています。

まとめ：

セントラルスクエア静岡は、ショッピング、グルメ、スポーツを網羅した、地域住民にとって欠かせない複合商業施設です。駿河区役所との連携やアクセスの良さ、そして今後のイオンリテール進出など、今後の展開にも注目が集まります。

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