ソユーズTMA-16M

ソユーズTMA-16Mは、国際宇宙ステーション（ISS）に第43次長期滞在クルーを送り込むために、2015年3月27日に打ち上げられた有人宇宙船です。1967年の初飛行以来、125機目のソユーズ宇宙船となりました。

スコット・ケリーとミハイル・コルニエンコは、このソユーズTMA-16MでISSに到着後、約1年間滞在し、ソユーズTMA-18Mで地球に帰還しました。

クルー

ゲンナジー・パダルカ (コマンダー)
ミハイル・コルニエンコ (フライトエンジニア)
スコット・ケリー (フライトエンジニア)

バックアップクルー

アレクセイ・オフチニン (コマンダー)
オレグ・スクリポチカ (フライトエンジニア)
ジェフリー・ウィリアムズ (フライトエンジニア)

打ち上げからドッキングまで

ソユーズTMA-16Mは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から2015年3月27日19時42分（UTC）にソユーズFGロケットで打ち上げられました。打ち上げから約9分後には地球低軌道に到達。その後、国際宇宙ステーションとのランデブーシーケンスを経て、3月28日1時33分（UTC）にポイスクモジュールにドッキングしました。

ISS係留と移動

ソユーズTMA-16Mは、ISSに緊急脱出用宇宙船として係留されていました。当初はポイスクモジュールにドッキングしていましたが、2015年8月28日にソユーズTMA-18Mにドッキング場所を譲るため、ズヴェズダモジュールに移動しました。

地球帰還

2015年9月12日、ソユーズTMA-16Mは予定通りゲンナジー・パダルカ、ソユーズTMA-18Mで9月2日にISSへ到着したアンドレアス・モーゲンセン、アイディン・アイムベトフの3名を乗せて地球に帰還しました。9月11日21時29分（UTC）にISSとのドッキングを解除し、帰還の途へ。ドッキング解除からわずか3時間後の0時51分（UTC）に、カザフスタンへ無事着陸しました。

当初、イギリスの歌手サラ・ブライトマンが宇宙旅行者として搭乗する予定でしたが、2015年5月に家庭の事情でキャンセルされています。

ギャラリー

[打ち上げ時の写真1]

[宇宙空間での写真2]

[ドッキング時の写真3]

[着陸時の写真4]

[機体の写真5]

もう一度検索