ソン・ソック

ソン・ソックについて

ソン・ソック（손 석구、1983年2月7日生まれ）は、韓国出身の実力派俳優であり、さまざまな映画やドラマでその才能を発揮しています。彼は合同会社SBDエンターテインメントに所属し、着実にキャリアを積んできました。

幼少期と留学

ソン・ソックは内向的な性格を変えるため、中学2年生の時にアメリカへ留学しました。彼は幼い頃から映画に親しんでおり、留学中も数多くの作品を観賞していたことを語っています。高校時代までのミネソタ州での生活を経て、彼はシカゴ美術館附属美術大学に進学し、ドキュメンタリーを専攻しました。

兵役とカナダへの移住

2005年には大学在学中に韓国に戻り、兵役に就きました。彼はザイトゥーン部隊に所属し、アルビールへ派兵された経験を持ちます。ソンは、アメリカでの長い滞在が影響し、初めは軍生活に馴染むのが難しかったと語っています。除隊後は大学を退学し、弟が留学していたカナダのバンクーバーへ移住しました。

演技との出会い

カナダでバスケットボール選手を目指していたソンでしたが、トレーニングの合間に演技アカデミーに通ううちに、演技の才能に気づくようになりました。彼はその後、韓国に戻り演劇を始めることにしました。演劇『愛が燃える』を観た際に、キャスティング担当者からオーディションを勧められ、これがドラマデビューのきっかけとなりました。

経営者としての活動

2019年には、代々続く工作機械専門メーカーGOMTの代表理事に就任したとの報道がありました。この会社は彼の父が創業した前身企業に由来がありましたが、所属事務所は「ソン・ソックは経営には関与していない」との声明を発表しています。2023年にはその代表職を退いています。

出演作品

ソン・ソックの主な映画作品には、『愛のタリオ』(2014年)、『黒い石』(2016年)での中尉役、『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』(2019年)ではキ・テホ役があり、最近では『犯罪都市 THE ROUNDUP』(2022年)でカン・ヘサン役を演じました。ドラマでも多彩なキャラクターを演じており、Netflixの『センス8』ではムン役を演じたほか、『D.P. -脱走兵追跡官-』(2021 - 2023年)ではイム・ジソプ役として印象的な演技を見せました。

ソン・ソックの今後の活躍にも期待が高まります。彼は演技だけでなく、人生の多くの経験を通じて見えた深い感情やキャラクターの表現に独自のアプローチを持つ俳優として、韓国エンターテインメント界において重要な存在となっています。このように幅広い活躍を見せる彼に、今後も注目していきたいと思います。

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