ゾイド -ZOIDS- 邪神復活!〜ジェノブレイカー編〜

『ゾイド邪神復活!〜ジェノブレイカー編〜』は、トミー（現タカラトミー）から発売されたゲームボーイカラー対応のコンピュータRPGです。ゾイドの世界を舞台に、壮大な冒険が繰り広げられます。

概要

本作は、アニメ『ゾイド -ZOIDS-』の第1部と第2部（ガーディアンフォース編）の間に起きた事件を描いています。物語には、野生ゾイドや旧シリーズのゾイドに加え、当時の最新ゾイド、そして『月刊コロコロコミック』で募集されたオリジナルの改造ゾイドが登場します。プレイヤーは、これらの個性豊かなゾイドたちと出会い、共に戦いながら、事件の真相に迫っていきます。

当初、『コロコロ』ではブレードライガー編の発売も告知されていましたが、残念ながら実現には至りませんでした。

ストーリー

ガイガロスでの激戦を終え、久しぶりにウィンドコロニーへと帰還したバン、ジーク、フィーネ。平和な日々を取り戻したのも束の間、ジークが茂みに向かって不穏な唸り声を上げ始めます。フィーネが異様な気配を感じ取ると、突如としてマーダが襲い掛かってきます。

マーダを辛くも撃退し、無事自宅へ戻ったバンたちでしたが、今度はマリアがアロザウラーに襲われている場面に遭遇します。アロザウラーを退けたバンたちの元へ、レオンが駆けつけ、最近各地でゾイドが暴走しているという情報を伝えます。事態を重く見たバンたちは、異変の原因を究明するため、再び旅立つことを決意します。

内容

本作の特徴として、広大で複雑なダンジョンが挙げられます。ダンジョンは複数の階層で構成されており、プレイヤーは迷路のような地形を探索しながら、奥へと進んでいく必要があります。また、エンカウント率が非常に高く、頻繁に敵ゾイドとの戦闘が発生します。敵ゾイドは、プレイヤーのパーティーのレベルに応じて強さが変動するため、常に手応えのある戦闘を楽しむことができます。しかし、その分難易度も高く、楽にクリアすることは難しいでしょう。特にボス戦は、入念な準備と戦略が求められます。

本作は、単純なシナリオクリアだけでなく、全てのゾイドを解放することも目標の一つとなっています。しかし、そのためには、膨大な時間と根気が必要となります。

また、本作のサブタイトルにもなっているジェノブレイカーは、物語の終盤、ラスボスの前座として登場するのみとなっています。

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