ジェノブレイカー

ジェノブレイカー

ジェノブレイカーは、株式会社タカラトミーが展開する「ゾイド」シリーズに登場する、ガイロス帝国軍の誇る強力なゾイドです。この機体は、先行して開発されたジェノザウラーをベースに、共和国軍のブレードライガーに対抗するために開発されました。複数のメディアに登場し、その設定や活躍は多岐にわたります。

機体解説

ジェノブレイカーは、ジェノザウラーの持つポテンシャルを最大限に引き出すことを目指して設計されました。格闘戦に特化したブレードライガーに対し、格闘能力、機動力、防御力、そして火力の全てにおいて優位に立つことを目標としています。その火力は、後続機であるバーサークフューラーをも凌駕すると言われています。しかし、その高い性能の代償として、操縦は非常に難しく、乗りこなせるパイロットはごく少数でした。

武装

ハイパーキラーファング/クロー: 強力な牙と爪は、格闘戦で敵を粉砕します。
レーザーチャージングブレード: 頭部に装備された展開式の剣で、高出力のレーザーをチャージして敵を貫きます。
集束荷電粒子砲: ジェノザウラーから引き継いだ強力な火砲。荷電粒子コンバーターの採用により、威力と連射性が向上しています。
ウィングスラスター: 背部に装備された大型スラスターで、機動性と速度を向上させます。
フリーラウンドシールド: 特殊チタン合金製のシールドで、高い防御力を誇ります。内側には「エクスブレイカー」と呼ばれる巨大なハサミ状の刃が装備されており、格闘戦にも対応可能です。
ウエポンバインダー: 脚部に装備された射撃兵装。AZ140mmショックガンとAZ80mmビームガンを搭載しています。

各メディアでの活躍

ゾイドバトルストーリー: 主役機として活躍し、ブレードライガーとの激戦を繰り広げました。
アニメ『ゾイド -ZOIDS-』: 主人公のライバル機として登場し、レイヴンが搭乗するジェノザウラーRが進化した機体として描かれました。
HMM（ハイエンドマスターモデル）: 対ブレードライガー戦用装備「ブレイカーユニット」を装備した強化型として設定されています。

バリエーション機

ジェノブレイカーには、様々なバリエーション機が存在します。

ジェノブレイカーRS: アニメに登場したレイヴン専用機。オーガノイド・シャドーの力で進化し、Eシールドを展開可能になり、ホバリングしながら荷電粒子砲を発射できるなど、基本性能が大幅に向上しています。
ジェノブレイカージェット: 格闘力と運動性能を向上させた特殊任務用機。漆黒のカラーリングが特徴です。
ジェノシザース: エクスブレイカーを大型化し、パイルバンカーユニットとパルスレーザーライフルを搭載した改造機。
ジェノブレイカーGS: バスターキャノンを装備し、射撃能力を特化させたゲイル・タスク専用機。
ジェノスフィアー: フリーラウンドシールドをキャノリーユニットに換装し、エネルギー変換機能を持たせた改造機。
サンダーシザース: フリーラウンドシールドにエクスブレイカーを追加し、尾部に刃を増設した改造機。
ゴッド・オブ・デス: フリーラウンドシールドを射出可能にし、ウイングスラスターを増設した改造機。
ジェノブレイカーR: リッツ・ルンシュテッド専用機。AZ3連装ショックキャノンを搭載しています。
キラージェノブレイカー: 前脚がチェーンソーに変更された改造機。
* ジェノクラッシャー: フリーラウンドシールドの代わりに主翼を装備した改造機。

キット

ジェノブレイカーは、タカラトミーから複数のプラモデルキットが発売されています。通常版の他、ゾイドコア・ドットコム限定版や、HMMシリーズなど、様々なバリエーションが存在します。HMMシリーズでは、ジェノブレイカー レイヴン仕様も発売されており、ファンから高い人気を集めています。

ジェノブレイカーは、その強力な性能と魅力的なデザインで、多くのゾイドファンを魅了し続けています。様々なメディアでその活躍を見ることができ、今後も新たな展開が期待されるゾイドです。

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