タイタンフォール:アサルト

タイタンフォール:アサルト

『タイタンフォール:アサルト』は、人気ゲームシリーズ『タイタンフォール』の世界観を継承しつつ、モバイルプラットフォーム向けに開発されたスピンオフ作品にあたるリアルタイムストラテジーゲームです。開発は本家シリーズと同じくリスポーン・エンターテインメントが手掛け、パブリッシングはエレクトロニック・アーツ社ではなく、アプリゲーム大手のネクソン社が行いました。

サービスは2017年8月10日に開始されました。課金形態は基本プレイ無料のアイテム課金制が採用されていました。しかし、サービス開始から約1年後の2018年7月30日にはサービスが終了し、アプリの提供も終了しています。

本作品の特筆すべき点として、日本を含むアジア全域での公式配信が行われなかったことが挙げられます。サービス開始時点からこれらの地域での配信予定はなく、実際に展開されることはありませんでした。

シリーズのナンバリング作品である『タイタンフォール』や『タイタンフォール2』は、主にPlayStation 4|PlayStation_4やXbox Oneといったコンシューマーゲーム機向けに展開されていましたが、『タイタンフォール:アサルト』ではプラットフォームをiOSおよびAndroidを搭載したスマートフォンへと大きく変更しました。これにより、より手軽にシリーズの世界に触れることができる機会を提供しようとしたと考えられます。

また、ゲームのレーティングに関しても特徴があります。本作のAndroid版は、娯楽ソフトウェア評価委員会（ESRB）によるレーティングにおいて、シリーズで初めて「M」（Mature/17歳以上）指定を受けなかった作品となりました。

ゲームプレイにおいては、『タイタンフォール』シリーズでおなじみの「パイロット」と呼ばれる兵士と、巨大な戦闘メカである「タイタン」が登場し、これらを操作して戦います。プレイヤーは他のプレイヤーとオンラインでマッチングし、リアルタイムでの戦闘を繰り広げます。本家シリーズの大きな特徴であったファーストパーソン・シューティング（FPS）というジャンルから脱却し、ユニットを配置・操作して戦うリアルタイムストラテジー（RTS）へとゲーム性が変更された点が、シリーズファンにとっては大きな変化でした。

総じて、『タイタンフォール:アサルト』は、モバイル向けのスピンオフとして、プラットフォームとゲームジャンルに大胆な変更を加えた作品でしたが、そのサービス期間は約1年という短いものでした。日本を含むアジア地域での未配信も、シリーズのファンにとっては残念な要素の一つと言えるでしょう。

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