タイラー・マーリー

タイラー・ファーミン・マーリー

タイラー・ファーミン・マーリー（Tyler Fermin Mahle）は1994年9月29日にアメリカ合衆国カリフォルニア州のニューポートビーチで生まれたプロ野球選手です。右投右打の投手として、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のテキサス・レンジャーズに所属しています。彼の兄であるグレッグ・マーリーもプロ野球選手として活躍しています。

経歴

プロ入りとレッズ時代

タイラーは2013年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから7巡目（全体225位）という指名を受けてプロキャリアをスタートさせました。もし契約が成立しなかった場合には、カリフォルニア大学サンタバーバラ校に進学する予定でした。契約後、彼は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・レッズでプロデビューを果たし、そこで12試合に出場して1勝3敗、防御率2.36、そして30奪三振を記録しました。

2014年にはパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングスに所属し、15試合で先発登板をしながら5勝4敗、2セーブ、防御率3.87、71奪三振の成績を残しました。2015年にはA級デイトン・ドラゴンズでプレーし、24試合に先発登板。そこで4勝6敗、防御率3.13、84奪三振を記録しました。

2016年はA+級デイトナ・トーテュガスとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでのプレーを経て、その年34試合に先発登板し、14勝6敗、防御率3.64、141奪三振の好成績を収めました。その後2017年にはAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズとAAA級ルイビル・バッツに所属し、24試合に先発登板。成績は10勝7敗、防御率2.06、138奪三振と素晴らしいパフォーマンスを示しました。8月27日にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たします。その日、ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャー初登板を果たし、結果は5回3失点で敗戦投手となりましたが、この年はメジャーで4試合に先発し、1勝2敗、防御率2.70、14奪三振を記録しています。

2018年シーズンには23試合に先発し、7勝9敗、防御率4.98、110奪三振を記録しています。

ツインズ時代

2022年8月2日にミネソタ・ツインズへトレード移籍しましたが、2023年にはシーズン途中でトミー・ジョン手術を受けることに。このため、その年はシーズンを欠場し、オフには11月3日にフリーエージェントとなりました。

レンジャーズ時代

2023年12月14日、テキサス・レンジャーズと2年総額2200万ドルの契約を結び、新たなスタートを切りました。

選手としての特徴

マーリーの投球スタイルは特徴的で、彼の投球の約半分はツーシームを使用します。ゴロを誘うスタイルで、三振を狙うのではなく、スライダーやチェンジアップを織り交ぜながら投げることで打者を打ち取っています。けれども球威の不足から、高めに浮いてしまうとホームランを打たれやすいという短所もあります。彼の最速投球は2018年に計測した98.3mph（約158.2km/h）です。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 2023年度シーズン終了時
• - 年度別守備成績: 2023年度シーズン終了時
• - 背番号: 30（2017年 - 2023年）、51（2024年 - ）

このように、タイラー・マーリーは数々の戦いを経て、メジャーリーガーとして道を切り開いてきました。今後の活躍にも目が離せません。

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