タクシアルヒス・ファウンタス

タクシアルヒス・ファウンタス：ギリシャが誇るフォワードの軌跡

タクシアルヒス・ファウンタス（Taxiarchis Fountas、1995年9月4日 - ）は、ギリシャ・メソロンギ出身のプロサッカー選手です。現在はスュペル・リグの強豪、トラブゾンスポル・クラブに所属し、フォワードとして活躍しています。また、ギリシャA代表としてもチームを牽引する、まさにギリシャを代表する選手の一人です。

若き才能の開花：AEKアテネでのデビュー

ファウンタスは、16歳でAEKアテネFCのアカデミーに入団し、その才能を開花させます。2012年3月17日には、アステラス・トリポリスFC戦でトップチームデビューを果たし、16歳6か月13日というクラブ史上最年少記録を打ち立てました。翌2012-13シーズンには、17歳ながらチームの主力に定着し、リーグ戦27試合に出場。FCプラタニアス戦では、クラブ史上最年少得点記録も更新し、同年11月にはMVPを受賞するなど、その才能を遺憾なく発揮しました。

欧州での挑戦：ザルツブルク、ウィーン、そしてMLSへ

2013年9月、ファウンタスはオーストリア・ブンデスリーガのFCレッドブル・ザルツブルクへ移籍。その後、FCリーフェリング、SVグレーディヒへのレンタル移籍を経て、経験を積みます。パニオニオスFC、アステラス・トリポリスFCへのレンタル移籍後、2016年にパニオニオスFCへ完全移籍。その後、SGゾネンホフ・グロースアスパッハ、SKNザンクト・ペルテンを経て、2019年にSKラピード・ウィーンへ移籍します。

ラピード・ウィーンでは、ポジションをセンターフォワードに変更したことが転機となり、才能が開花。15試合で11得点を挙げる活躍を見せ、2019年度のクラブ最優秀選手に選出されました。2019-20シーズンには、リーグ戦27試合で19得点を挙げ、得点ランキング3位に輝き、UEFAチャンピオンズリーグ予選出場権獲得に大きく貢献。UEFAヨーロッパリーグでも得点を記録するなど、欧州の舞台でその名を轟かせました。

2022年3月21日、ファウンタスはメジャーリーグサッカー（MLS）のD.C. ユナイテッドへ移籍。主にセンターフォワードとトップ下でプレーし、21試合で12得点1アシストを記録しました。

トラブゾンスポルでの新たな挑戦

2023年、ファウンタスはトルコの強豪、トラブゾンスポル・クラブへ移籍。新たな挑戦をスタートさせています。経験豊富なストライカーとして、チームの勝利に貢献することが期待されています。

ギリシャ代表としての誇り

ファウンタスは、U-17、U-19、U-20、U-21と、各世代別のギリシャ代表に選出されてきました。現在はA代表のフォワードとして、チームを牽引する存在となっています。その卓越した技術と得点能力で、ギリシャ代表を更なる高みへと導くことが期待されています。

タクシアルヒス・ファウンタスは、その類まれなる才能と努力で、着実にキャリアを積み重ねてきました。ギリシャ国内のみならず、欧州、そしてアメリカへと活躍の場を広げ、常に進化を続けています。今後の彼の活躍から目が離せません。

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