タグチジャパン

タグチジャパン

タグチジャパンは、新日本プロレス内に誕生したユニットです。2017年1月5日、田口隆祐、棚橋弘至、中西学が結成され、NEVER6人タッグ王座を初めて獲得することで、その活動をスタートさせました。彼らは、LOS INGOBERNABLES de JAPON（BUSHI、EVIL、SANADA）という当時の強力なチームに挑み、勝利を収めることによって、名を馳せることとなりました。

このユニットの特徴は、田口が「監督」として指揮を執る点にあります。田口は、サッカーの日本代表チーム「サムライブルー」や野球の「侍ジャパン」をイメージし、試合中に戦術を指示する様子が見られました。さらに、過去に読売ジャイアンツの監督であった原辰徳の「グータッチ」を模したパフォーマンスも披露し、イベントや試合を盛り上げました。また、メンバーの入れ替えや新加入、さらには対立ユニットからの勧誘という独特のスタイルが特徴です。これによって、ユニット内ダイナミクスがとても流動的で、多様な人材が出入りする可能性が示されました。

タグチジャパンのファンに対する愛情表現も特異で、ファンのことを「12人目の選手」と呼んでいます。これはサッカーの選手とサポーターの関係に基づいており、プロレスの試合においてもファンの応援が不可欠であるとの考え方から来ています。2020年東京オリンピック及びパラリンピックを受けて、タグチジャパンは2021年8月20日に一時解散することが発表されましたが、その後の活動休止が宣言されました。

その後、2022年10月には、田口、棚橋、ヒクレオのタッグがNEVER6人タッグ王座に挑戦することで、活動再開を果たしました。

チーム名の由来

タグチジャパンという名前は、結成時には決まっていませんでしたが、はじめに田口が自身の応援サングラスに青色を含めた商品説明からインスパイアを受けて決定されました。棚橋がツイートしたことで話題となり、田口もこれを受けて正式名が決まり、「監督」としてチームを引っ張ることになりました。

メンバーと歴史

タグチジャパンのメンバーには、設立から現在までに多くのレスラーが参加しています。創設メンバーの田口、棚橋、中西に加え、中核メンバーには真壁刀義、トーア・ヘナーレ、矢野通、コルト・カバナ、ヒクレオらが名を連ねています。また、SKE48の松井珠理奈が演じる「ハリウッドJURINA」が特別参加することもありました。

ユニット歴は多くの試合や挑戦が連続しており、その間にはNEVER6人タッグ王座やIWGPジュニアタッグ王座を獲得した実績があります。様々な試合での戦績を通して、タグチジャパンは新日本プロレスの舞台で確固たる印象を残してきました。さらに、2022年には活動を再開した際に、NEVER6人タッグ王座に再び挑戦することを表明しました。

タイトルと連携技

タグチジャパンは、いくつかのタイトルを獲得しています。特にNEVER無差別級6人タッグ王座やIWGPジュニアタッグ王座の獲得は、ユニットの成長とともに展開がありました。連携技においても、独創的な技が多く、特に田口の「上からドンどどん」や「日本三景型オーマイ＆ガーアンクル」は、他のユニットにはないユニークな戦術として知られています。

タグチジャパンはこれからも、新日本プロレスの屋台骨を支える存在として、多くのファンに愛され続けることでしょう。

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