タマモホットプレイ

タマモホットプレイについて

タマモホットプレイ（Tamamo Hotplay）は、2001年4月1日生まれの日本の競走馬です。この馬は、特に2004年にスワンステークス、2006年にはシルクロードステークスでの勝利によって、その名を知られるようになりました。また、全弟には2013年のきさらぎ賞を勝ったタマモベストプレイがいます。馬名の由来は、競走馬の冠名と母名に由来しています。

戦績概要

タマモホットプレイの競走馬としてのキャリアは、2003年11月に京都でデビューを果たしたことから始まります。新馬戦や千両賞では連勝を収め、明け3歳の初戦であるシンザン記念でも2着に好走しました。しかし、その後のクラシック路線においては、期待がかかったきさらぎ賞での結果は芳しくなく、10着に終わります。その後スプリングステークスでも8着に沈み、クラシックの皐月賞には出られないまま同日開催のオープン特別で出走し、9着となりました。

3歳春以降は短距離路線に転向すると、その決断が功を奏し、青函ステークスでのハンデ50キロを利用して勝利を手にしました。以降、スワンステークスでは中団から馬群を割り、アタマ差で優勝を果たし、重賞タイトルを獲得。また、2006年のシルクロードステークスでも一年ぶりに重賞を制覇しました。

競走成績の変遷

2007年にはオープン特別を制しますが、その後は掲示板に乗るのがやっとというレースが続き、GI競走に出走するもなかなか結果が得られなくなってしまいました。2008年は完全に未勝利に終わり、陣営は障害転向を考慮するようになります。2009年には障害試験を受けようとしましたが、飛越を拒否して騎手が落馬するというアクシデントもあり、試験は不合格となりました。

2009年は10レース出走しましたが、いずれも未勝利に終わりました。また、気性の改善を図るために、2009年のスワンステークス後に去勢手術を実施したものの、睾丸の片方が腹腔に入ってしまい、結局片方を残すという結果に。生殖能力は影響を受けていないため、表記上は「牡馬」のままです。

休養明けの2010年6月にはCBC賞で復帰するものの、11着に終わり、その後も成績が振るわず、様々なレースで短距離に挑戦しますが、結果がついてこない状況が続いていきました。特に、室町ステークスやオーロカップでは惨敗が続きました。

2011年にはジャニュアリーステークスから再スタートを切りますが、7着、続く根岸ステークスでも10着と大きな結果は残せず、最終的には栗東ステークスで12着となり、5月20日付で競走馬登録を抹消。以降は滋賀県甲賀市にある甲賀ファームで乗馬としての生活を送ることになります。

血統と関連馬

タマモホットプレイの血統には、全弟のタマモベストプレイが含まれており、こちらは2013年きさらぎ賞の優勝馬です。また、母の従兄弟には名馬サッカーボーイも存在し、血統的にも注目されています。競走馬として厳しい競争を生き抜いたタマモホットプレイの活躍は、多くの競馬ファンの記憶に残り続けています。

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