タラ技術学院(Institute of Technology, Tallaght)について
タラ技術学院は、
アイルランドの
ダブリン24区に本部を置いていた国立高等教育機関です。
1992年に設立され、
2019年に
ダブリン工科大学への統合に伴い廃止されました。略称はITTです。
歴史
1992年、タラ地域技術カレッジとして開校しました。これは
アイルランドにおける最後の地域技術カレッジの設立でした。タラにあるドミニコ会から
アイルランド政府に寄贈された土地を利用して建設されました。当初、資格はNCEA(高等教育訓練賞審議会の前身)によって認定されていました。
2011年からは、隣接する修道院であるThe Priory Instituteとの連携により、神学の学位取得も可能になりました。
2013年には、タラ技術学院、
ブランチャーズタウン技術学院、
ダブリン技術学院の3校が工科大学の地位を申請する意向を発表しました。そして、
2019年1月1日、これらの3つの機関は統合され、
アイルランド初の工科大学である
ダブリン工科大学(Technological University Dublin)が誕生しました。
提供コース
タラ技術学院では、会計、
ビジネス、
コンピューティング、
工学、
人文科学、
科学といった幅広い分野で学士課程および修士課程のコースを提供していました。また、高等証明書を含む多様なプログラムも開講していました。
入学試験
学部課程への入学手続きは、中央出願局(CAO)が担当していました。CAOは、
アイルランド、
イギリス、
欧州連合および
欧州自由貿易連合の学生からの出願を取り扱っていました。入学の決定はタラ技術学院の指示に基づいてCAOから合格者に通知されます。入学には最低限の要件があり、学部やコースごとにさらに詳しい入学要件が設けられていました。
CAOは、
アイルランドの国家統一高校卒業試験であるリービング・サーティフィケートの結果に基づき合否を決定していました。また、
イギリスのGCE Aレベル、
フランスのバカロレア、
国際バカロレアなどの試験結果も出願資格として認められていました。
欧州連合の国民または居住者ではない出願者には、特別な出願手続きが適用されていました。
修士課程以上への入学手続きは、タラ技術学院が直接担当していました。
関連機関
ダブリン技術学院
ブランチャーズタウン技術学院
ダブリン工科大学
関連項目
アイルランドの教育
アイルランドの高等教育
公式サイト
タラ技術学院(英語)
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ダブリン工科大学公式サイトへのリンクを記載'>
ダブリン工科大学(
英語)