タレコミ (テレビ番組)

『タレコミ』

2002年4月から2003年9月にかけて、テレビ東京系列局で放送されたトークバラエティ番組です。この番組は、テレビ東京と制作会社のイーストによる共同製作として企画・制作されました。

番組内容とコンセプト

『タレコミ』の企画の核となっていたのは、毎回特定の同一職業に就く女性をスタジオに招き、彼女たちからその業界の知られざる内情や、普段は語られることのない裏話を聞き出すという点にありました。通常、ゲストとして招かれる女性は5人から10人程度で、レギュラー出演者たちがインタビュアーとなり、ゲストのリアルな体験談やエピソードを掘り下げていく形式が取られました。

出演者

番組を進行するレギュラー出演者として、俳優の筧利夫さん、お笑いコンビ・さまぁ〜ずの大竹一樹さん、三村マサカズさん、そして当時テレビ東京のアナウンサーであった龍田梨恵さんが出演していました。彼らがゲストから巧みに情報を引き出し、番組を面白く展開させました。

ゲストには、多岐にわたる職業の女性たちが登場しました。例えば、「テレビ東京アナウンサースペシャル」として、大江麻理子さん、大橋未歩さん、倉野麻里さん、水原恵理さん、家森幸子さん、茅原ますみさんといった当時やそれ以降に活躍するアナウンサーたちが出演した回がありました。また、宮澤ゆうなさんのようなAV女優がゲストとして招かれた回もありました。

特徴的なエピソード

番組のエピソードの中でも特に記憶に残るものの一つに、AV女優の宮澤ゆうなさんがゲストとして登場した回があります。この際、彼女がシースルー素材の衣装で出演し、胸元が透けて見えるという、番組の持つ「裏話」や「刺激」といった側面を象徴するような演出を披露したことが話題となりました。これは、様々な業界の多様な側面を映し出そうとする番組の姿勢を示す一幕であったと言えるでしょう。

放送時間

番組の放送時間帯は、放送期間中に一度変更されています。開始当初の2002年4月から2003年3月までの1年間は、毎週水曜日の深夜24時4分から24時45分までの41分枠で放送されていました。これは「スポパラ」という深夜帯のゾーン内での放送でした。その後、2003年4月から番組が終了する同年9月までの期間は、毎週水曜日の深夜24時9分から24時50分までの41分枠に変更されました。いずれの時間も日本標準時（JST）での設定です。

制作スタッフ

『タレコミ』の制作には、多くの専門家が関わりました。構成は北本かつら氏などが担当し、番組のトーク内容や流れを組み立てました。技術的な面では、ヴイ・ビジョンスタジオが技術協力を行い、収録をサポート。編集やMA（マルチオーディオ）作業はテレテックメディアパークが手掛けました。視覚効果としてのCGはヴィジブレックスが担当しています。ディレクターは藤保修一氏が務め、番組の演出を取り仕切りました。プロデューサーとしては、テレビ東京から牛原隆一氏、制作協力のイーストから浦輝久氏が名を連ねています。制作協力はイーストが行い、製作著作はテレビ東京が担いました。これらのスタッフワークによって、多様な業界の「タレコミ」を掘り下げるという番組のコンセプトが実現されました。

『タレコミ』は、約1年半という放送期間でしたが、普段触れることのない様々な職業の女性たちの視点を通して、知られざる社会の一端を垣間見せた、深夜帯らしいユニークなトークバラエティ番組として記憶されています。

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