タンク永井

タンク永井：情熱をリングに刻んだプロレスラー

タンク永井（1984年4月28日生まれ）は、千葉県千葉市出身の元プロレスラーです。KAIENTAI DOJO（2AW）に所属し、その熱いファイトスタイルで多くのファンを魅了しました。元女子プロレスラーの紫雷美央を妻に持ち、家族を大切にする一面も持ち合わせています。

陸上自衛隊出身の異色レスラー

KAIENTAI DOJO初の千葉市出身選手として、2011年4月にプロレス界へ入門。陸上自衛隊での経験を活かした強靭な肉体と、アマレスを基盤とした確かな技術を武器に、リングで活躍しました。デビュー前のモヒカンヘアーや、手書きのチケット販売など、その個性的なキャラクターでも注目を集めました。

多彩なユニット活動

梶トマトとのタッグでは「パンプキン永井」として、ZERO1の横山佳和とのタッグでは、その活動の幅を広げました。また、大石旭の自主興行では「シンク永井」として登場するなど、様々なリングネームでファンを楽しませました。

2014年には、福田洋との決別後、自らユニット「ザ・タンクス」を結成。メンバーそれぞれがタンク永井を模したコスチュームとヘッドギアを着用し、異様な存在感を放ちました。

真霜拳號との共闘から生まれたユニット「凶月」では、リーダーの座を譲り受けるなど、その中心人物として活躍。木高イサミとの追放劇を経て、吉田綾斗と「シリウスロア」を結成するなど、常にプロレス界に新しい風を吹き込みました。

タイトルと栄光

数々のタイトルを獲得し、その実力を証明しました。

CHAMPION OF STRONGEST-K王座（第20代、第24代）
STRONGEST-K TAG王座（第33代、第36代、第38代）
千葉6人タッグ王座（第9代）
海王トーナメント優勝（2015年、2016年）
BO-SO ゴールデンタッグトーナメント優勝（2015年）
K-METAL LEAGUE優勝（2013年）
2AWタッグ王座（初代）

個人としても、K-AWARD年間最優秀選手賞（2015年）を受賞するなど、高い評価を得ました。

引退、そして新たな道へ

2021年12月、妻の妊娠と体調不良を理由に、引退を発表。2022年2月13日、盟友・吉野コータローとのシングルマッチを最後に、惜しまれながらもリングを去りました。現在はプロレスラーとしてのキャリアを終え、家族を支えるために新たな道を歩んでいます。

タンク永井のエピソード

試合で着用していたレスリング用ヘッドギアは、グッズとして販売されていた。
趣味はドラム缶風呂。
好きな食べ物は西京焼き、嫌いなものは二頭筋のトレーニング。
プロレスリング・ノアのモハメド・ヨネに顔が似ていると言われていた。
絵が得意で、その腕前はTAKAみちのくも認めるほど。
テレビドラマ「ファイヤーレオン」や、「直塗りギャツビー」のCMに出演。
タイチからは、元新日本の練習生ということをネタにされていた。
元女子プロレスラーの紫雷美央と結婚。
高校時代は柔道部に所属。

タンク永井は、その個性的なキャラクターと熱いファイトスタイルで、多くのファンに愛されたプロレスラーでした。引退後も、その情熱は家族への愛へと形を変え、新たな人生を歩んでいます。

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