梶トマト
梶 トマト（かじ トマト）は、1987年1月19日生まれ、東京都葛飾区出身の日本の男性プロレスラーである。血液型はA型。
Hi69に憧れ、プロレスの道へ進むためKAIENTAI DOJOに入門。2006年5月の大型連休興行「GWSP7」では、デビューを懸けてTAKAみちのくと連日エキシビジョンマッチを行ったが、惜しくも敗退しデビューは延期された。しかし同年7月17日、十嶋くにおを相手に念願のデビュー戦を飾る。当初は本名の姓を用いた「梶ヤマト」のリングネームで活動した。初期は特定の所属ユニットは決まっていなかったが、後に「GET」に正式加入。同年12月31日に開催されたインディーサミットにも出場し、他団体の若手選手たちと腕を競い合った。
2008年には、タッグリーグ戦「KAIENTAI DOJOという名のタッグリーグ戦'08」に房総ボーイ雷斗と組んでエントリーしたことを機に、自ら「フレッシュ＆スマイル！弾ける笑顔の梶ヤマトで～す♪」というキャッチフレーズを掲げ、明るいフレッシュキャラへと変貌を遂げる。同年3月26日には、若手選手による自主興行「CLUB-K FRESH」を企画・開催するなど、新たな動きを見せた。
2009年5月のGWSP6では、ユニット「Ω」への加入を目指し、ザ・グレート・サスケやMEN'Sテイオーといった他団体所属のベテラン選手たちを相手に六連戦を敢行。結果は負け越しとなったものの、その熱意が認められ稲松三郎からΩ入りを許可される。しかし、これを辞退し、あえて敵対するユニット「モンスター・プラント」に加入するという予想外の行動に出たことで、稲松三郎との間に因縁が生まれることになる。同年8月にはモンスター・プラントを追放され、再び所属ユニットを失う。
そして同年9月、SEPTEMBER SPECIAL5で開催された「KAIENTAI DOJO最弱決定戦NOT STRONGEST-K」の決勝戦に進出。後輩である関根龍一に敗れ、「KAIENTAI DOJO最弱」の不名誉な称号と共に、罰ゲームとしてリングネームを「梶トマト」に変更することとなった。
リングネームが「梶トマト」に改名された後、彼はまるで何かが吹っ切れたかのように目覚ましい活躍を見せ始める。この勢いに乗り、2010年1月11日には忍からUWA世界ミドル級王座を奪取し、初のシングルタイトルを獲得。同年5月には滝澤大志とタッグチーム「滝トマ」を結成し、STRONGEST-K TAG王座の獲得にも成功するなど、主要タイトル戦線で頭角を現した。
2012年5月には「世界プロレス協会」の結成に参加。2013年7月にはプロレスリング・ノアに参戦し、スペル・クレイジーとのダンスでの共演が話題となった。2014年には全日本プロレスのジュニアヘビー級リーグ戦「Jr. BATTLE OF GLORY」に初参戦し、その後も継続的に参戦。同年より自身がリーダーを務めるユニット「SFU」を結成し、2015年にはノアのジュニアタッグリーグ戦にSFUの旭志織と共に出場した。
2016年5月7日には全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座に挑戦したが、王者青木篤志に敗れた。しかし同年6月にはSUPER J-CUP 2016の予選トーナメントを勝ち抜き、本戦出場権を獲得。本戦1回戦ではマット・サイダルに敗れたものの、その存在感を示した。同年7月31日には、タンク永井が保持するCHAMPION OF STRONGEST-K王座に挑戦し、自身のフィニッシュホールド「レッドアイ」で勝利。第21代王者となり、KAIENTAI DOJOのシングル最高峰タイトルを獲得した。
2018年10月21日、TAKAみちのくからUWAミドル級王座を奪還。自身5度目の同王座獲得となった。
2019年4月13日、再び滝澤大志と組み、STRONGEST-K TAG王座を奪取し、団体を代表するタッグチームとしての地位を確立した。しかし同年6月20日、2AW新木場大会において、パートナーである滝澤大志の裏切りにより「滝トマ」は電撃解散。同日、凶月を追放されたさとうゆうきとの共闘を表明し、同年7月7日にはユニット名が「ねば〜らんど」に決定した。
2022年5月29日、GRAND SLAM in 2AWスクエア大会後のリング上で、プロレスラーとして最も動ける時期に自身の力がプロレス界全体でどこまで通用するか挑戦したいという意向を示し、同年7月からのフリー転向を発表した。6月26日の2AW旗揚げ3周年記念大会が所属として最後の試合となり、浅川紫悠と対戦。6月30日をもって2AWを退団し、フリーランスとして活動を開始した。
フリー転向後も精力的に活動し、2022年7月31日には九州プロレスタッグ選手権王座を獲得した。2023年1月からは飯伏プロレス研究所に所属している。
スパイダーロック
スパイダークラッチ
ローリングサンダー
スピード: 素早い動きからの丸め込み。
レッドアイ: 逆打ちのように相手を叩きつける高角度のラ・マヒストラル。技の名前は、トマトジュースと生ビールのカクテル「レッドアイ」に由来する。
KAIENTAI DOJO: CHAMPION OF STRONGEST-K王座、STRONGEST-K TAG王座、千葉6人タッグ王座、UWA世界ミドル級王座
2AW: 2AWタッグ王座
九州プロレス: 九州プロレスタッグ王座
* TTTプロレスリング: TTT認定インディー統一6人タッグ王座
2019年2月10日、CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合で対戦を控えていた浅川紫悠からは、「毎晩飲み歩いているようなアホ」と辛辣な評価を受けたことがある。
幾多の挫折や所属団体の変遷、そしてリングネームの変更という大きな転機を経て、自らのスタイルを確立し、国内外の舞台で活躍を続けるレスラーである。
キャリアの始まり
Hi69に憧れ、プロレスの道へ進むためKAIENTAI DOJOに入門。2006年5月の大型連休興行「GWSP7」では、デビューを懸けてTAKAみちのくと連日エキシビジョンマッチを行ったが、惜しくも敗退しデビューは延期された。しかし同年7月17日、十嶋くにおを相手に念願のデビュー戦を飾る。当初は本名の姓を用いた「梶ヤマト」のリングネームで活動した。初期は特定の所属ユニットは決まっていなかったが、後に「GET」に正式加入。同年12月31日に開催されたインディーサミットにも出場し、他団体の若手選手たちと腕を競い合った。
転機と改名
2008年には、タッグリーグ戦「KAIENTAI DOJOという名のタッグリーグ戦'08」に房総ボーイ雷斗と組んでエントリーしたことを機に、自ら「フレッシュ＆スマイル！弾ける笑顔の梶ヤマトで～す♪」というキャッチフレーズを掲げ、明るいフレッシュキャラへと変貌を遂げる。同年3月26日には、若手選手による自主興行「CLUB-K FRESH」を企画・開催するなど、新たな動きを見せた。
2009年5月のGWSP6では、ユニット「Ω」への加入を目指し、ザ・グレート・サスケやMEN'Sテイオーといった他団体所属のベテラン選手たちを相手に六連戦を敢行。結果は負け越しとなったものの、その熱意が認められ稲松三郎からΩ入りを許可される。しかし、これを辞退し、あえて敵対するユニット「モンスター・プラント」に加入するという予想外の行動に出たことで、稲松三郎との間に因縁が生まれることになる。同年8月にはモンスター・プラントを追放され、再び所属ユニットを失う。
そして同年9月、SEPTEMBER SPECIAL5で開催された「KAIENTAI DOJO最弱決定戦NOT STRONGEST-K」の決勝戦に進出。後輩である関根龍一に敗れ、「KAIENTAI DOJO最弱」の不名誉な称号と共に、罰ゲームとしてリングネームを「梶トマト」に変更することとなった。
ブレイクスルーと戴冠
リングネームが「梶トマト」に改名された後、彼はまるで何かが吹っ切れたかのように目覚ましい活躍を見せ始める。この勢いに乗り、2010年1月11日には忍からUWA世界ミドル級王座を奪取し、初のシングルタイトルを獲得。同年5月には滝澤大志とタッグチーム「滝トマ」を結成し、STRONGEST-K TAG王座の獲得にも成功するなど、主要タイトル戦線で頭角を現した。
広がる活躍の場
2012年5月には「世界プロレス協会」の結成に参加。2013年7月にはプロレスリング・ノアに参戦し、スペル・クレイジーとのダンスでの共演が話題となった。2014年には全日本プロレスのジュニアヘビー級リーグ戦「Jr. BATTLE OF GLORY」に初参戦し、その後も継続的に参戦。同年より自身がリーダーを務めるユニット「SFU」を結成し、2015年にはノアのジュニアタッグリーグ戦にSFUの旭志織と共に出場した。
2016年5月7日には全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座に挑戦したが、王者青木篤志に敗れた。しかし同年6月にはSUPER J-CUP 2016の予選トーナメントを勝ち抜き、本戦出場権を獲得。本戦1回戦ではマット・サイダルに敗れたものの、その存在感を示した。同年7月31日には、タンク永井が保持するCHAMPION OF STRONGEST-K王座に挑戦し、自身のフィニッシュホールド「レッドアイ」で勝利。第21代王者となり、KAIENTAI DOJOのシングル最高峰タイトルを獲得した。
2018年10月21日、TAKAみちのくからUWAミドル級王座を奪還。自身5度目の同王座獲得となった。
ユニットの変遷、フリー転向へ
2019年4月13日、再び滝澤大志と組み、STRONGEST-K TAG王座を奪取し、団体を代表するタッグチームとしての地位を確立した。しかし同年6月20日、2AW新木場大会において、パートナーである滝澤大志の裏切りにより「滝トマ」は電撃解散。同日、凶月を追放されたさとうゆうきとの共闘を表明し、同年7月7日にはユニット名が「ねば〜らんど」に決定した。
2022年5月29日、GRAND SLAM in 2AWスクエア大会後のリング上で、プロレスラーとして最も動ける時期に自身の力がプロレス界全体でどこまで通用するか挑戦したいという意向を示し、同年7月からのフリー転向を発表した。6月26日の2AW旗揚げ3周年記念大会が所属として最後の試合となり、浅川紫悠と対戦。6月30日をもって2AWを退団し、フリーランスとして活動を開始した。
フリー転向後も精力的に活動し、2022年7月31日には九州プロレスタッグ選手権王座を獲得した。2023年1月からは飯伏プロレス研究所に所属している。
得意技
スパイダーロック
スパイダークラッチ
ローリングサンダー
スピード: 素早い動きからの丸め込み。
レッドアイ: 逆打ちのように相手を叩きつける高角度のラ・マヒストラル。技の名前は、トマトジュースと生ビールのカクテル「レッドアイ」に由来する。
主な獲得タイトル
KAIENTAI DOJO: CHAMPION OF STRONGEST-K王座、STRONGEST-K TAG王座、千葉6人タッグ王座、UWA世界ミドル級王座
2AW: 2AWタッグ王座
九州プロレス: 九州プロレスタッグ王座
* TTTプロレスリング: TTT認定インディー統一6人タッグ王座
エピソード
2019年2月10日、CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合で対戦を控えていた浅川紫悠からは、「毎晩飲み歩いているようなアホ」と辛辣な評価を受けたことがある。
幾多の挫折や所属団体の変遷、そしてリングネームの変更という大きな転機を経て、自らのスタイルを確立し、国内外の舞台で活躍を続けるレスラーである。
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