タンゴ・ヨーロッパは、
1980年代前期に活動した日本の
ガールズバンドです。
1980年12月に結成され、1982年に
アルファレコードからシングル『きらいDAIきらい』でメジャーデビューしました。
特徴
"ミーハー・ファンキー"という独自の音楽ジャンルを追求し、その斬新な音楽性とユーモラスなパフォーマンスで人気を集めました。フジテレビ系のバラエティ番組『
笑ってる場合ですよ!』や『
オレたちひょうきん族』にも出演し、お茶の間にもその名を知られるようになりました。
レコード会社移籍と解散
1984年に
キングレコードへ移籍し、シングルとアルバムを1枚ずつリリースしましたが、その後解散しました。
メンバーのその後
各メンバーは解散後、それぞれ異なる音楽活動を続けています。
ニャンコ(斉藤美和子): ソロ歌手、作詞家として活動。
坂口かおる: チカブーンのメンバーとして活動。
是沢淳子: 蛇喜猫賀(じゃきびょうが)のメンバーとして活動。
石田美紀:
サンディー&ザ・サンセッツ、チカ・ブーンのメンバーとして活動。
塚越優香: YUKARIEとしてサックスプレイヤーに転向。[小林克也]]&ザ・ナンバーワンバンド(テナーサックス)、[[JAGATARA]を経て、現在はTHE THRILL(サックス)、[Mean Machine]他、各種セッションで活躍。
メンバー
ニャンコ(斉藤美和子(さいとう みわこ)、1960年1月18日 - ) - ボーカル
坂口かおる(さかぐち かおる、12月20日 - ) - ベース
是沢淳子(これさわ じゅんこ、9月27日 - ) -
ギター
石田美紀子(いしだ みきこ、6月19日 - ) - ドラム
塚越優香(つかこし ゆかり、1月9日 - ) - キーボード、サックス
ディスコグラフィー
シングル
きらいDAIきらい (1982年10月21日発売、B面『ようちえん時代』)
恋した女のイマジネーション (
1983年2月21日発売、B面『HONEYMOON IN MIYAZAKI』)
ダンスホールで待ちわびて (1983年9月28日発売、B面『BAND GIRL』)
アルファレコード時代の3枚は全てA面の作詞は
森雪之丞、『ダンスホールで待ちわびて』の作曲は細野晴臣。
桃郷(とうきょう)シンデレラ■ (1984年6月21日発売、B面『よろしく・タンゴ』)
キングレコードからリリース。
1994年にマヒマヒによってカバー。
アルバム
乙女の純情 (1983年1月21日発売)
収録曲:パジャマ・パーティ / 乙女の純情 / HONEYMOON IN MIYAZAKI / 恋した女のイマジネーション / ぷん・ぷん・ぷん / きらいDAIきらい / おさな妻の嘆き / アフリカの夫婦 / ラ・ラ・ラ・LOVE / 愛のゆびきり / タンゴNo.1
11曲中7曲の作詞は森雪之丞。
『タンゴNo.1』は
アタックNo.1のオープニングテーマの替え歌。
フラストレーション■ (1984年6月21日発売)
収録曲:ぺんぎんさんまでひとっとび / ごめんねBOY / ああ、発車オーライ / PaPa、泣かないで /
ホンダラ行進曲 / かしの樹の下で / てぇーへんだ!てぇーへんだ / おじさんはWANA / めざせ結婚 / アーモンドの月
キングレコードからリリース。1994年6月22日にCD化再発売。
『桃郷シンデレラ』が追加収録。
『ホンダラ行進曲』は、ハナ肇とクレージーキャッツの同タイトル曲のカバー。
『かしの樹の下で』は、
サザンオールスターズのカバー。
出演番組
ラジオ
ニャンコのオールナイトニッポン (1982年10月 -
1983年9月、
ニッポン放送)
* タンゴ・ヨーロッパ 乙女の純情 (
エフエム北海道)