ダイナランド

ダイナランドの魅力と特徴

ダイナランドは岐阜県郡上市高鷲町に位置し、大日ヶ岳の東側に広がるスキーリゾートです。この施設は、中部スノーアライアンスによって運営され、1972年に開設されました。当初の名称は「大日岳国際スキー場」で、1993年には人工降雪機が導入され、さらなる魅力を加えました。全体で165ヘクタールの滑走面積を誇り、全18コースが整備され、中京地区以西では最大級のスキー場です。

コースの多様性

ダイナランドのゲレンデは、主に二つのブロックに分かれています。山麓から見て左側は緩やかなロングコースがあり、地形を生かしたアップダウンが魅力的です。ここでは初心者から中級者まで、多くのスキーヤーが楽しめます。一方、右側には上級者向けの急斜面やテクニカルなコースが広がり、スリリングな体験が求められます。さらに、未圧雪の林間エリアやモーグルコース、パークエリアが点在しており、さまざまなスタイルの滑走が可能です。

ダイナランドは隣接する高鷲スノーパークと接続されており、滑走エリアは拡張されています。2018年からはファミリー向けの雪遊びエリア「Baboon」が登場し、子供たちが楽しむことができるスペースが確保されています。

リフトの種類

スキー場内には5基のリフトが設置されています。それらには、高速4人乗りのクワッドリフトが含まれ、以下の名称で運行されています：

• - αライナー（大日岳アルファライナー、1,377メートル）
• - βライナー（大日岳第4クワッド、1,242メートル）
• - γライナー（大日岳ガンマライナー、851メートル）

また、ペアリフトも2基（第1ペアリフトとからまつペアリフト）設置されており、利用者にとって便利なリフトシステムが整っています。

充実した施設

ダイナランドでは、滑走後に快適に過ごすための施設が充実しています。センターハウスには、1階と2階にそれぞれレストランがあり、合計で約1,000席の収容が可能です。特に、1階の「ルアール」や2階の「ベルーナ」では、スキー後の食事を楽しむことができます。その他にも、レンタル受付やスクール受付、リフト券売所、インフォメーション、パトロール・救護室など、必要なサービスが整えられています。

また、Baboonエリアでは、屋内遊具や飲食施設も完備されており、家族連れでの訪問にも適しています。

季節ごとの楽しみ

ダイナランドは冬の間のスキーだけではなく、夏季には2006年からペアリフトゲレンデで花々が広がる「ゆり園」を開設しており、360万本のゆりが観賞できる場所として人気がありました。この期間中は、散策しながら自然を楽しむことができ、時には夜間ライトアップも実施されていましたが、2018年の夏季営業をもって終了しています。

アクセス情報

ダイナランドへのアクセスは非常に便利です。東海北陸自動車道の高鷲ICからは約7km、車で10分ほどの距離です。また、長良川鉄道の美濃白鳥駅からは約20kmで、タクシーを利用すれば約30分です。白鳥交通のバスを利用する場合は、「大日岳」で下車し、無料送迎バスに乗船することができます。

まとめ

ダイナランドは、多彩なスキーコースと便利な施設を備えた魅力的なスキー場です。ファミリー向けの遊び場も整い、子供から大人まで楽しむことができるため、岐阜県でのウィンタースポーツの目的地として多くの人々に親しまれています。

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