ダウンタウンのゆーたもん勝ち

ダウンタウンのゆーたもん勝ち

『ダウンタウンのゆーたもん勝ち』は、1988年4月5日から同年9月27日まで、毎日放送（MBSテレビ）で放送されたバラエティ番組です。この番組は、吉本興業との共同制作によって実現したもので、ダウンタウンの松本人志と浜田雅功が中心となり、トークとコントを展開するスタイルで多くの視聴者に親しまれました。

番組の概要

この番組は、森の中に住んでいるという独自の設定のもと、週替わりでゲストを招き、ダウンタウンが自由なトークを繰り広げる形式を採用していました。ゲストには女性アイドルや応募で選ばれた小学生が加わり、特異な展開が視聴者を惹きつけました。また、コントの部分では若手お笑い芸人たちとのシリーズコントなども楽しむことができました。

番組のコーナー

オープニング

番組はファンタジーな衣装とセットによって、森の世界を表現し、オープニングでは女性バレエダンサーを起用しました。松本の指示で、女性ゲストがドアを開けた瞬間にボブキャッツ雄大の顔を叩くシーンが印象的で、スタートからユニークな雰囲気を醸し出しました。

ゲストトーク

番組の中で行われるトークセッションでは、「ゆーたもん勝ちか」と題し、子供たちの悩み相談や、親になりきった子供たちとのやり取りが行われました。ダウンタウンとの絡みは、子供たちにとっても刺激的で、視聴者に笑いを提供しました。

ゲームコーナー

ハドソンとのコラボレーションによるゲームコーナーでは、ゲストとともにPCエンジン発売前のゲームを大画面でプレイするシーンもありました。特に「R-TYPE II」や「パワーリーグ」、「ダンジョンエクスプローラー」といったゲームが紹介され、時代を反映させた内容となっていました。

魔法のじゅうたん

出演者たちは魔法のじゅうたんに乗り、応募で選ばれた人文字アートを見に行くコーナーも存在しました。関西地方の美しい空撮風景が楽しめるこのコーナーは、自由度がある反面、初回から続く「プー」や「スー」といったネタが好評を博しました。

ダウンタウンのミニコント

さらに、即興感のあるダウンタウンのミニコントは、大変人気があり、『夢で逢えたら』や『ダウンタウンのごっつええ感じ』に繋がる要素が見られました。

長編シリーズコント

若手芸人たちとのコントでは「3年B組パチハチ先生」など、名作を基にしたパロディが展開され、視聴者に楽しさを提供しました。このほか、「涙と栄光の記録　業界やん物語」や「さすらいのロボコック」なども印象深いコンテンツでした。

女性ゲストの歌

番組の最後には、女性ゲストによる歌のコーナーもあり、視聴者にとって多様なエンターテインメントを提供していました。

主な出演者

番組の出演者にはダウンタウンをはじめ、今田耕司や東野幸治、オールディーズなど、各界の有名な芸人たちが名を連ねており、彼らのパフォーマンスがこの番組の特徴となっていました。

制作スタッフ

構成や演出についても、萩原芳樹や岡崎晴重といった才能あるスタッフが参加しており、視聴者にとって魅力的なコンテンツが生み出されていました。

まとめ

『ダウンタウンのゆーたもん勝ち』は、ユニークな設定と多彩なコーナーで視聴者を楽しませ、当時のバラエティ番組に新たな風を吹き込んだ重要な作品として、今でも多くのファンに記憶されています。

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