萩原芳樹

萩原芳樹：放送作家からエンターテイナーへ、多様な才能を駆使する第一人者

萩原芳樹氏は、1952年生まれの放送作家、漫才作家である。兵庫県姫路市出身で、幼少期から演芸に親しみ、中学生時代には吉本新喜劇の井上竜夫氏と文通するなど、エンターテイメントへの情熱を燃やしていた。高校時代には、親の反対を押し切り、横山やすし氏に師事し、漫才台本の添削指導を受けた。

大阪芸術大学在学中には、「ダッシュとんぺー」の芸名でMBSラジオやテレビ番組の前説を担当するなど、芸人としての活動も経験している。その後、島田洋七氏と漫才コンビ「B&B」を結成するも、短期間で解散。その後上京し、司会やコメディアンとして活動する傍ら、放送作家の仕事を開始した。

1980年代の漫才ブームに乗り、『オレたちひょうきん族』や『笑ってる場合ですよ！』といった人気番組の構成作家として活躍。数々のヒット番組を世に送り出し、日本のテレビ史に名を刻んだ。

萩原氏の活動は放送作家にとどまらず多岐に渡る。現在も関西ローカル番組の構成に携わるほか、舞台演劇の脚本・演出、iOSアプリのプロデュース、テレビ番組制作など、その才能を様々な分野で発揮している。

特に近年は、2015年には芦有ドライブウェイ沿いの東六甲展望台に「エンターテイメントカフェMIOROS」をオープン。メディアの仕事がない限り自ら接客にあたり、話題を呼んだ。2018年の閉店後も、その経験を活かし、新たなエンターテイメントの創造に尽力している。

また、ダウンタウン浜田雅功・小川菜摘夫妻の仲人を務めたことでも知られる。

担当番組・作品

萩原芳樹氏は、数多くの番組や舞台作品に携わってきた。代表的な番組としては、『上方[[漫才大賞]]』をはじめ、『吉本新喜劇』、『オレたちひょうきん族』、『笑ってる場合ですよ！』、『11PM』、『TVジャック』、『4時ですよーだ』、『オジャマンないと！』、『王者マンへの道』、『クイズ仕事人』、『紳助の人間マンダラ』、『走れ!ガリバーくん』、『GO!GO!ガリバーくん』、『人気者でいこう！』、『ナンバ壱番館』、『ぶっちゃけ!生タマゴン』、『にこいち 〜スーパースター友情列伝〜』、『あな金』、『藤井陣内のザ・レジェンド』、『ぶったま！』、『クイズ!紳助くん』、『地元応援バラエティ このへん!!トラベラー』、『ごきげん!ブランニュ』、『R-1ぐらんぷり』などがある。 R-1ぐらんぷりでは2017年まで予選審査委員も務めていた。

舞台作品では、『お茶子のブルース』、『女忍のブルース』、『キャバレー哀歌』、『あかんたれ芸人の詩』などの脚本・演出を手掛け、その才能を広く世に知らしめた。

さらに、スマートフォンアプリ『赤井英和のわがまま気まま大阪まっぷ』、『神戸とっておき面白ガイド』のプロデュースや、『漫才ブームforever』といったイベント企画にも携わっている。

ラジオ出演番組

ラジオ番組への出演も精力的に行っている。ラジオ大阪では、『中井雅之のハッピーで行こう！』、『VIVA!ココロ塾』、『もうすぐ50回! 上方[[漫才大賞]]』などに出演し、独特の視点とユーモアでリスナーを魅了した。

才能溢れるエンターテイナー

萩原芳樹氏は、放送作家、漫才作家、脚本家、演出家、アプリプロデューサー、カフェオーナーなど、数多くの顔を持つ稀有な存在である。その活動は、単なるエンターテイメントの提供にとどまらず、日本のエンターテイメント業界そのものの発展に貢献してきたと言えるだろう。これからも、彼の多様な才能と活動から目が離せない。

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