ダスティン・メイ

ダスティン・ジェイク・メイの紹介

ダスティン・ジェイク・メイ（Dustin Jake May）は1997年9月6日、アメリカのテキサス州ジャスティンで生まれました。現在、彼はメジャーリーグベースボール（MLB）のロサンゼルス・ドジャースに所属するプロ野球選手で、右投右打の投手として活躍しています。

経歴

メイは2016年のMLBドラフトで、全体101位の3巡目でドジャースから指名を受けてプロ入りを果たしました。もし契約しなかった場合はテキサス工科大学への進学を予定していましたが、彼は契約を結び、ドジャース傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビューします。この年、彼は10試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率3.86、34奪三振を記録しました。

2017年シーズンには、A級グレートレイクス・ルーンズ及びA+級ランチョクカモンガ・クエークスでプレーし、25試合中24試合を先発として9勝6敗、防御率3.63、128奪三振を達成しました。この結果、MLB.comのプロスペクトランキングではドジャース組織内で11位にランクされました。

2018年には更なる成長を見せ、A+級ランチョクカモンガとAA級タルサ・ドリラーズで17試合に先発し、7勝3敗、防御率3.29、94奪三振を記録。2019年にはプロスペクトランキングで全体69位、チーム内では3位に位置づけられました。シーズン開始時はAA級タルサに所属し、6月にはAAA級オクラホマシティ・ドジャースに昇格。その後8月2日にメジャーリーグに昇格し、サンディエゴ・パドレス戦で先発としてメジャーデビューを果たします。この試合では5.2回を投げて4失点、敗戦投手となりましたが、その後も14試合に登板し、2勝3敗4ホールド、防御率3.63を記録しました。

2020年には新型コロナウイルスの影響で特殊なシーズンが展開されましたが、彼は7月23日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で開幕投手に選ばれました。この歴史的な選出は、1981年以来39年ぶりで、ドジャースの新人投手としては2人目の偉業です。この試合では5回途中で1失点を記録し、その後も好投を続けました。しかし、2021年5月には右肘のトミー・ジョン手術を受けることが報じられ、このシーズンは全休することが決まりました。

投球スタイル

ダスティン・メイの特徴的な投球は、シンキング・ファストボール（シンカー）を主軸とし、カーブやカッターなどの変化球と組み合わせています。彼のシンキング・ファストボールは最速101.5mph（約163.3km/h）に達し、多くの打者を翻弄する力を持っています。米国の野球アナリストからは「エグいシンカー」「100点満点」と称賛されています。これにより、彼は将来的にさらなるスター選手へと成長する可能性を秘めています。

記録と称号

メイはプロ野球のキャリアにおいて、2019年のオールスター・フューチャーズゲームに選出されるなど、注目を浴びる存在となっています。背番号は85番で、2019年から使用されています。

彼の将来に期待されるファンが多く、既にプロとしての道を順調に歩んでいます。ダスティン・メイのこれからの成績や成果に、引き続き注目が集まることでしょう。

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