ダッジ・ナイトロ

ダッジ・ナイトロ

ダッジ・ナイトロは、クライスラー（現ステランティス）が製造し、ダッジブランドで販売されていたSUVです。2005年のシカゴモーターショーで発表されたコンセプトカーが原型となっています。

概要

ナイトロは、ジープ・チェロキー（北米ではジープ・リバティ）のコンポーネントを流用し、よりカジュアルで若者向けのSUVとして開発されました。車名の「ナイトロ」は、ニトロ化合物に由来し、爆発性や危険性を連想させるイメージを持たせています。

コンセプトカーの好評を受け、2006年（2007年モデル）から製造が開始されました。乗用車に近い感覚で運転できる点が評価され、ヒット作となりました。

エンジン

搭載されたエンジンは、V6 SOHC 3.7L 2バルブと4.0L 4バルブの2種類です。チェロキーに搭載されていたエンジンをベースに、ボアアップすることで高回転型エンジンとしています。日本仕様では、全グレードが右ハンドルのみの設定となり、エンジンの構造上の制約から4.0Lエンジンは搭載されず、3.7Lエンジンのみが導入されました。

販売

北米市場では、コンポーネントの供給元であるチェロキーの方が販売台数が多く、ナイトロは販売不振に陥りました。その結果、2011年をもって生産が終了しました。

関連項目

ジープ
ジープ・リバティ

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