ダニエル・ウィーラー

ダニエル・ウィーラー

ダニエル・ウィーラー（Daniel Marshall Wheeler）は1987年5月17日に生まれ、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身のプロレスラーです。彼は現在AEW（All Elite Wrestling）に所属しており、キャッシュ・ウィーラー（Cash Wheeler）のリングネームで知られています。ウィーラーのプロレスキャリアは2002年のインディー団体でのデビューから始まり、その後、彼は様々な団体で活動を展開しました。

初期のキャリア

ウィーラーのプロレスラーとしての活動は、当初から幅広い団体にわたりました。2002年9月22日にキャリアをスタートし、2005年にはスティーブン・ウォルターズのリングネームでNWAワイルドサイドやLAWに参戦しました。2007年にはNWAアナーキーに入団し、デリック・ドライバーと共にタッグチーム「ニュー・ウェーブ」を結成しました。彼はタッグ戦線で活動し、タッグ王座にも挑戦を果たします。

2008年の10月にはNWAアナーキータッグ王座を獲得し、その後も数度のタイトル奪取を達成。2011年にはNWAアナーキーTV王座を獲得し、シングル戦としても活動を進めます。2012年からは国内外のインディー団体へも進出、ジョン・スカイラーとの「ラブ・ヘイト・マシーン」を結成し、活動の幅を広げていきました。

WWE時代

2014年にWWEに入団し、ダッシュ・ワイルダーとしてNXTでの活動が始まります。彼はスコット・ドーソンとタッグチーム「ザ・メカニックス」としてデビューし、NXTタッグ王座を獲得するなど、次第にその実力を証明していきました。2016年にはNXT Takeover Dallasでアメリカン・アルファとタイトル戦を行い、タイトルを奪取し再び王者となります。

その後、2017年にRAWに登場し、ニュー・デイとの対戦を経てタッグチームとしての地位を強化。2019年にもWWEロウタッグ王座を獲得し、順調なキャリアを歩んでいました。しかし2020年にWWEから解雇されることになります。

AEWへの移籍と二度目の成功

2020年5月27日にAEWに加入し、ダックス・ハーウッドとともに新たなタッグチーム「FTR」として活動を再開しました。このチームは瞬く間に注目を集め、AEW世界タッグ王座を2度獲得するなど、再びその実力を世に示しました。また、ROH、AAA、新日本プロレスのタッグチーム王座も同時に保持し、トリプルタイトル保持の偉業を成し遂げました。

技術とスタイル

ウィーラーはリング内外の多様な技を駆使し、特にフィニッシュホールドにおいてはダブルニー・フェイスバスター、フルネルソンスラム、クレイドル・パイルドライバーなどを得意としています。また、スコット・ドーソンとの連携技であるシャッターマシーンは、彼らのトレードマークとなりました。

まとめ

ダニエル・ウィーラーは、数々の団体での経験を元に、AEWでの成功を収めたプロレスラーです。華やかなタイトル歴や、タッグチームでの圧倒的なパフォーマンスで知られ、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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