ダニエル・コリンズ

ダニエル・コリンズ（Danielle Collins, 1993年12月13日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州セントピーターズバーグ出身の女子プロテニス選手です。6歳からテニスを始め、その才能を開花させ、数々の大会で目覚ましい活躍を見せています。2022年の全豪オープンでは、女子シングルスで準優勝を果たし、世界中のテニスファンにその名を轟かせました。

コリンズは、WTAツアーでシングルス4勝を挙げており、その実力は確かなものです。自己最高ランキングはシングルスで8位、ダブルスでは86位を記録しています。身長178cm、体重64kgの恵まれた体格から繰り出されるパワフルなショットと、右利きで両手バックハンドを武器に、アグレッシブなプレースタイルで相手を圧倒します。

コリンズのプロとしてのキャリアは、2014年の全米オープンで主催者推薦として出場したことから始まりました。1回戦では、当時世界ランク上位のシモナ・ハレプと対戦し、惜しくも敗れましたが、その才能の片鱗を見せつけました。2018年3月のマイアミ・オープンでは、予選から勝ち上がり、準々決勝でベテランのビーナス・ウィリアムズを破る快挙を達成。準決勝進出を果たし、その実力を証明しました。同年7月のシリコンバレー・クラシックでもベスト4に進出するなど、着実に力をつけてきました。

2019年の全豪オープンでは、1回戦で第14シードのユリア・ゲルゲスを破り、4大大会での初勝利を飾りました。その後も勢いは止まらず、3回戦では第19シードのキャロリン・ガルシア、4回戦では第2シードのアンゲリク・ケルバーを圧倒的な強さで下し、準々決勝ではアナスタシア・パブリュチェンコワを破り、見事ベスト4に進出しました。準決勝では、第8シードのペトラ・クビトバに敗れはしましたが、この大会での活躍は、コリンズの名を世界に知らしめる大きなきっかけとなりました。この活躍により、大会後のランキングで自己最高の23位を記録しました。

2024年には、マイアミ・オープンで1000シリーズ初優勝を飾り、更なる飛躍を遂げました。この勝利は、彼女のキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

コリンズのWTAツアー決勝進出結果は、シングルスで6回（4勝2敗）です。四大大会シングルスでの成績は、以下の通りです。（略語の説明：W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.）

今後の彼女の活躍から目が離せません。

外部リンク:

ダニエル・コリンズ - WTAツアーのプロフィール （英語）
ダニエル・コリンズ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）
* ダニエル・コリンズ - 国際テニス連盟

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