ダニエル・ジョーンズ (アメリカンフットボール)

ダニエル・スティーブン・ジョーンズ3世は、1997年5月27日生まれ。ノースカロライナ州シャーロット出身のアメリカンフットボール選手で、NFLのインディアナポリス・コルツにクォーターバックとして所属しています。

プロ入り前

ジョーンズは、シャーロット・ラテン学校を卒業後、当初はプリンストン大学への進学を予定していました。しかし、最終的にはデューク大学に進学し、フットボール選手としてのキャリアをスタートさせました。

NFLキャリア

2019年のNFLドラフトで、ニューヨーク・ジャイアンツから全体6位という高い評価で指名され、入団しました。当初はイーライ・マニングの控えQBとしてシーズンを迎えましたが、途中出場でNFLデビューを果たします。その後、第3週にはマニングに代わって先発QBに抜擢され、ルーキーながら全試合に出場するという活躍を見せました。

2019年シーズンでは、パスヤード3000を超えるなど、幸先の良いスタートを切りましたが、リーグ最多となる11回のファンブルロストを記録するという課題も残りました。2020年には、チームキャプテンに任命され、チームを牽引する存在としての期待が寄せられました。

2022年には、キャリア最多となる16試合に先発出場し、チームをプレーオフに導きました。ワイルドカードゲームではミネソタ・バイキングスに勝利し、チームに貢献。2023年3月7日には、ジャイアンツと4年1億6,000万ドルという大型契約を結び、将来を嘱望されました。

しかし、2023年シーズンは、第9週の試合でACL（前十字靭帯）を断裂する重傷を負い、残りのシーズンを棒に振ることになりました。さらに、2024年には成績不振から控えに降格。契約解消を申し出て、11月22日にチームからリリースされ、その後ミネソタ・バイキングスの練習生となりました。

シーズン終了後、FA（フリーエージェント）となったジョーンズは、2025年3月13日にインディアナポリス・コルツと1年1,400万ドルの契約を結び、新たなチームでの再起を図ることになりました。

プレースタイル

高い身体能力と正確なパスを武器とするクォーターバックです。特に、ランニング能力に優れており、スクランブルやデザインされたランプレーで積極的にゲインを狙います。一方で、プレッシャーへの対応や判断力には課題があり、改善の余地を残しています。

私生活

ジョーンズは4人姉弟の2番目として育ちました。2018年12月にはデューク大学を卒業し、経済学の学位を取得しています。

今後の展望

インディアナポリス・コルツに移籍し、心機一転を図るダニエル・ジョーンズ。怪我からの復帰と、新たな環境での活躍に期待が高まります。持ち前の才能を開花させ、チームを勝利に導けるか、今後の活躍から目が離せません。

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