ダニエレ・ルガーニ

ダニエレ・ルガーニ：イタリアが誇るディフェンダー

ダニエレ・ルガーニ（Daniele Rugani）は、1994年7月29日、イタリアのトスカーナ州ルッカに生まれました。現在はアヤックス・アムステルダムに所属し、ディフェンダーとして活躍するイタリア代表のサッカー選手です。

エンポリでの育成時代

ルガーニは6歳でエンポリFCのユースアカデミーに入団し、サッカーキャリアをスタートさせました。12シーズンにわたりエンポリのアカデミーで才能を磨き、2012年8月にはユヴェントスFCへ期限付き移籍を果たします。ユヴェントスではプリマヴェーラ（U-20）に登録され、すぐに先発メンバーとして定着しました。

ユヴェントスとのプロ契約、そしてエンポリへのローン移籍

ユヴェントスでの活躍が認められ、2013年7月にはプロ契約を締結。その後、セリエBのエンポリへ期限付き移籍し、2013-14シーズンを過ごしました。

エンポリでの躍進：セリエA昇格と個人賞

20歳で迎えた2014年、ルガーニはエンポリで40試合に出場し2得点を記録。セリエA昇格を目指すチームの中心選手として活躍しました。チームは2位でシーズンを終え、セリエAへの昇格を決めます。2014-15シーズンもエンポリに残留し、セリエAで全試合フル出場を果たし、警告や退場を一度も受けないという記録を達成。エンポリのセリエA残留に大きく貢献しました。その活躍が認められ、セリエAベストイレブンにも選出されています。

ユヴェントスへの復帰と挑戦

2015年、ルガーニはユヴェントスへ復帰。しかし、2016年4月25日のフィオレンティーナ戦で、自身53試合目にして初のイエローカードを受けます。前シーズンに警告、退場がなかっただけに、このイエローカードは大きな話題となりました。

2020年3月には、イタリアで流行した新型コロナウイルスの検査で陽性となり、セリエA初の感染者となりました。

レンヌ、カリアリへのローン移籍

2020年10月にはスタッド・レンヌへ、2021年2月にはカリアリ・カルチョへローン移籍を経験しています。

イタリア代表としてのキャリア

ルガーニは2010年から各年代のイタリア代表に選出され、2014年11月にはUEFA EURO 2016予選のクロアチア戦とアルバニアとの親善試合でA代表に初招集されました。EURO 2016の本大会では予備登録メンバーに選ばれましたが、最終メンバーからは落選。2016年9月のフランス代表との親善試合でA代表デビューを果たしました。

タイトルと個人としての栄誉

ルガーニはユヴェントスで数々のタイトルを獲得しています。セリエAでは5回（2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20）、コッパ・イタリアでは4回（2015-16, 2016-17, 2017-18, 2023-24）、スーペルコッパ・イタリアーナでは2回（2015, 2018）優勝を経験。個人としては、2014年にセリエB最優秀選手、2014-15シーズンにはセリエAベストイレブンに選出されています。

代表での記録

ルガーニはU-21イタリア代表としてUEFA U-21欧州選手権に出場。A代表としては、2試合に出場しています（2016年時点）。

ダニエレ・ルガーニは、その才能と努力で、イタリアサッカー界を代表するディフェンダーへと成長を遂げました。今後の更なる活躍が期待されます。

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