ダンカン・ロビンソン (バスケットボール)

ダンカン・マクブライド・ロビンソン（Duncan McBryde Robinson）は、1994年4月22日生まれのアメリカ合衆国のプロバスケットボール選手で、NBAのマイアミ・ヒートに所属しています。主にシューティングガードとして活躍しています。

学生時代

ロビンソンは、NCAAディビジョンIIIのウィリアムズ大学で1年間プレーした後、ミシガン大学 (ウルヴァリンズ) に転校しました。ディビジョンIIIからディビジョンIへの転校は、ボブ・マッカン以来2人目という記録です。ミシガン大学では、カリス・レヴァートらとプレーし、3年目にはモリツ・ワグナーやジョーダン・プールと共にNCAAトーナメントに出場し、決勝まで進出しましたが、ビラノバ大学に敗れました。

NBAキャリア

2018年のNBAドラフトで指名されなかったロビンソンは、マイアミ・ヒートからサマーリーグへの招待を受けました。サマーリーグでは5試合に出場し、平均12.4得点、2.4リバウンド、FG成功率58%、3P成功率63%という素晴らしい成績を収めました。その結果、7月10日にヒートと2way契約を結び、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

2019年のオフシーズンには、1年100万ドルでヒートと契約。シーズン途中にロスターに残った場合、さらに40万ドルが上乗せされるという条件でした。10月27日、ジミー・バトラーの怪我による離脱という状況の中、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイとなる21得点を記録しました。さらに、12月10日のアトランタ・ホークス戦では、キャリアハイを大幅に更新する34得点を記録し、その試合でヒートのフランチャイズ記録に並ぶ10本の3ポイントシュートを成功させました。

2023-24シーズンには、目覚ましい活躍を見せました。12月17日のシカゴ・ブルズ戦で、NBA史上最速となる305試合目にして通算900本の3ポイントシュートを達成。さらに、2024年3月17日のデトロイト・ピストンズ戦では、シーズンハイとなる30得点を挙げ、そのうち7本が3ポイントシュートでした。この試合で、NBA史上最速となる343試合で3ポイントシュート通算1000本成功という記録を打ち立てました。

ダンカン・ロビンソンは、その卓越したシューティング能力で、マイアミ・ヒートの重要な戦力として活躍を続けています。

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